真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2017.08.19 08:54

武豊騎手「亡き父」武邦彦さんの一周忌にビールで献杯……「父が大好きだった小倉」で新たな名馬との出会い
編集部
『葬儀の準備にアタフタしていたことを思い出していました』と当時を振り返っているが、後日行われた告別式では、家族を代表して「1カ月ほど前から覚悟はしていましたが、現実を突きつけられるとつらくて悲しいです。本当に優しい方でした。父の示した道を家族で歩んで参りたいと思います。誠に、ありがとうございました」と時折涙ぐみながら、声を絞り出すように挨拶したという話は、今なお記憶に残っている人も多いことだろう。
あれから1年、今週の武豊騎手はデビュー戦からコンビを組んでいたエアスピネルが向かう札幌ではなく、新たな名馬との出会いを求めて「父が大好きだった」と話す小倉へ向かう。逆に北村宏司騎手からバトンを受け継ぐ形でキタサンブラックと出会ったように、別れもあれば、出会いもあるのが騎手の”運命(さだめ)”だ。
また競馬場では、ほとんど笑顔の印象しかない武豊騎手だが、一方で父邦彦さんは意外と涙もろいところがあったようだ。
「1973年の菊花賞(G1)にタケホープで挑んだ邦彦さんは、同年の日本ダービー(G1)を勝つなど主戦を務めていた嶋田功騎手が、わずか1週間前に落馬事故でケガを負ったため急遽の乗り替わりでした。
レースは当時、競馬ブームの中心にいた皐月賞馬ハイセイコーをハナ差退けての勝利。レース後、タケホープを管理する稲葉幸夫調教師が『嶋田にも乗せてやりたかったな』と目頭を熱くしたのを見て、邦彦さんももらい泣き。その後、嶋田騎手に戻ったタケホープは翌年の天皇賞・春(G1)を制覇しています」(競馬記者)
PICK UP
Ranking
5:30更新東京ダービー(S1)JRA勢「大侵略」にTCKが対応策! 物議醸した「バルダッサーレ方式」アウトも根本的解決とは言えず……
「存在自体が奇跡」常識外の”近親交配”で生まれた怪物・エルコンドルパサーの強さと「伝説のG2」
JRA元騎手・藤田伸二氏の「引退理由」を日本経済新聞が痛烈批判!?「木を見て森を見ない典型」と述べた騎手リーディングの本質とは
- 2017年クラシックに「ハーツクライ時代」到来!宿敵ディープインパクトを破り、春のクラシックに「魂の叫び」が響き渡るか
- アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- モットーは「安くて走る馬」で有名な大物馬主が爆買い!? 高額落札2頭に計1億円オーバーの「奮発」した背景
- JRA「年度代表馬」史上最大のねじれ決着!? スペシャルウィーク白井元調教師らが”怒りの声”を上げたJRA賞の舞台裏
- JRA「勝てない騎手」が名門・池江泰寿厩舎所属で大出世!? 裏には競馬界の現状と「救いの手」が……
- 京王杯SC(G2)の危険な人気馬!? 関係者が明かした「復活が期待される4頭」で大勝負!!