GJ > 競馬ニュース > 武豊が米クラシック第2戦  > 2ページ目
NEW

武豊が米クラシック第2戦となるプリークネスS(G1)に挑戦!ケンタッキーダービーから大きな前進が見込める「3つ」の理由

【この記事のキーワード】, ,

 だが、道中で脚が溜まればケンタッキーダービーよりも早めにポジションを上げることで、前を射程圏に入れられる可能性はある。

 そして何より大きい2つ目は、プリークネスSの出走頭数がケンタッキーダービーの20頭と比べて約半分の11、12頭に落ち着きそうなことだ。

 これはアメリカの三冠レースとなるケンタッキーダービー・プリークネスS・ベルモントSが、僅か1カ月あまりの短期間で行われることが要因である。

 ケンタッキーダービーを走ってとても上位馬に敵いそうにない馬は、プリークネスSをパスして、最終戦のベルモントSに向けてコンディションを整えるのが主流になっている。実際に松永幹夫調教師を始めとしたラニの陣営も、当時はプリークネスSをパスする予定だった。

 出走する頭数が減るということは、どうやっても後方からの競馬になりそうなラニにとっては非常に好都合だ。捌く頭数が減る分、距離のロスを抑えることができるし、単純に上位に進出する上でもライバルが減るのはメリットでしかない。

 3つ目は今のところケンタッキーダービー組でプリークネスSに出走しそうなのは、ナイキストとエグザジャレイターだけで、あとは別路線組になりそうなことだ。

 その別路線組にしても、大半はケンタッキーダービーの出走を争うポイントレースで敗れた馬たちで「ケンタッキーダービーに出たくとも出られなかった馬」が大半。目立つのは前走ブルーグラスS(G1)で3着と4着だった馬程度だ。

 それらにしても、ラニはケンタッキーダービーでブルーグラスSを勝ったブロディーズコーズには約2馬身差遅れただけで、2着だったマイマンサムには先着している。つまり、別路線組とも互角以上の戦いができるはずということだ。

 無論、ケンタッキーダービーで大きく離されたナイキストやエグザジャレイターが出走してくる以上、勝ち負けは難しいかもしれない。だが、初戦の9着という結果からは大きな前進が見込める今週末のプリークネスS。

 武豊騎手を始め、陣営は早くから「最もチャンスが大きいのは、ベルモントS」とコメントしているだけに、ここはクラシック最終戦につながる走りを見せてほしいところだ。
(文=浅井宗次郎)

武豊が米クラシック第2戦となるプリークネスS(G1)に挑戦!ケンタッキーダービーから大きな前進が見込める「3つ」の理由のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 新種牡馬サートゥルナーリア産駒「超大物候補」がいきなりデビュー!?「名牝シーザリオ伝説」新章へ…注目2歳馬ピックアップ
  2. JRA「3歳賞金王」はジャンタルマンタル、ジャスティンミラノにあらず!? 日本不在の“裏”賞金王の存在と、新種牡馬サートゥルナーリアが1強にならない異変
  3. ゴールドシップ繋養牧場でまた迷惑行為…ビッグレッドファームが来年GWの見学を休止。過去にあった非常識行為と、SNSやYouTubeの無断アップが後を絶たない問題
  4. オークス「本命」は去年から決めてました! キャプテン渡辺「大穴はこれだ!!」神の馬券術による極選穴馬【徒然なる神のくず競馬トーク】
  5. 「東京2400mで買うべき馬」これぞダービージョッキーの金言!オークス&日本ダービーのヒントが満載!ステレンボッシュ、ジャスティンミラノを上回る期待馬がいる!
  6. 「6戦合計40馬身差」“川崎のヤマニンウルス”がついに中央へ? 【日本ダービー】「過去20年連対ゼロ」の苦戦でも今年はG1級!?  ドゥラメンテ「最後の大物」出現なるか。「伝説」の最終世代をピックアップ【週末GJ人気記事ぶった斬り!】
  7. 「6戦合計40馬身差」“川崎のヤマニンウルス”がついに中央へ殴り込み!? 妹は『ウマ娘』藤田晋オーナーが1億円超で落札の血統馬
  8. 【オークス(G1)予想】ステレンボッシュから魂の6点勝負! 5年連続10番人気以下が激走レースで「極上穴馬」指名
  9. 【オークス(G1)】ステレンボッシュ1強に“待った”!?  ルメール×チェルヴィニア「前走の二の舞いはない」川田×クイーンズウォーク「本領発揮」武豊×スウィープフィート「チャンスがある」二冠阻止に燃えるライバルが虎視眈々
  10. 【日本ダービー】武豊「35回目挑戦」で初のコンビ継続! シンボリクリスエスとも意外な接点…「連対率100%」はシュガークンに追い風か