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アルアイン・セントライト記念(G2)「死角」は台風!? 単勝1倍台濃厚の大本命も「良馬場以外」は1番人気9連敗中

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 だが、凱旋門賞に挑むサトノダイヤモンドを筆頭に、スターホースが集う池江泰寿厩舎に抜かりはない。8月末の帰厩から順調い坂路を中心に乗り込まれてきたアルアインの最終追い切りは、栗東CWの4ハロンで行われ全体50.9秒、ラスト11.6秒とクラシックホースの貫禄十分の内容となっている。

 さすがに休み明けの前哨戦ということもあり最後はCWの4ハロンに抑えられたが、皐月賞のダメージが考慮されたダービーの最終追い切りCW・52.8秒よりも時計的には遥かに優秀。勝ちに行った皐月賞が6ハロンCW・83.8秒の好時計だっただけに、まだ100%というわけではないだろうが、「コンディション良好」を語る陣営の言葉を信用しても良さそうだ。

 低調なメンバーとはいえ、G2はG2。1着賞金5400万円は、本番の菊花賞の2着賞金4600万円を上回っており、したたかな陣営がここで手を抜く理由はないだろう。

 過去10年を振り返っても皐月賞馬のセントライト記念はディーマジェスティ、イスラボニータと2戦2勝。メンバーも弱体化した今年は、アルアインにとっても負けられないレースとなりそうだ。

 そんな順風満帆の皐月賞馬に唯一「死角」があるとすれば、週末の台風の影響か。

 中山競馬場のある千葉県、並びに東京のレース当日の降水確率は60%であるものの、前日が90%と、雨の影響を逃れる可能性は極めて低い状況だ。アルアイン自身、重馬場のシンザン記念(G3)で6着に敗れているが、あの時は馬場というよりも致命的な不利があった。その証拠に、同じく重馬場だった千両賞(500万下)ではシンザン記念の勝ち馬キョウヘイを楽に下している。この馬にとって重馬場は、そう大きな問題ではないはずだ。

 しかし、その一方で雨のセントライト記念は「荒れる」ことで有名だ。

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