
アルアイン・セントライト記念(G2)「死角」は台風!? 単勝1倍台濃厚の大本命も「良馬場以外」は1番人気9連敗中

皐月賞馬が、負けられない戦いに挑もうとしている。
18日に中山競馬場で開催されるセントライト記念(G2)はクラシック最後の1冠・菊花賞(G1)のトライアルレースだけに、皐月賞馬のアルアイン(牡3歳、栗東・池江泰寿厩舎)にとって本来なら試走の場でしかない。「無様な競馬さえ見せなければOK」という肩慣らしのレースだったはずだ。
しかし、皐月賞馬に恐れをなしたのか。今年のセントライト記念は、極めて体たらくなメンバーとなってしまった。
秋競馬の醍醐味は「春の実績馬」と「夏の上がり馬」との激突であるが、春の実績馬は軒並み来週の神戸新聞杯に回っている。春に関西馬ばかりが活躍すると、往々にしてこういった偏りが起こる。このアルアインにしても関西馬。馬の適性だけでなく、調教師や馬主、生産牧場の都合による”使い分け”など、様々な事情を抱えての東上である。ちなみに人気が予想されるクリンチャーも、サトノクロニクルも関西馬だ。
さらに今年は3歳牡馬が夏競馬で大苦戦。芝1800m以上の1000万下を勝ち上がった馬がわずか4頭しかおらず、このレースには夏の1000万下を勝った上がり馬が1頭もいない。
皆、500万勝ちか、1000万下で敗れ「夏の上がり馬」になり損ねた馬ばかりである。つまり上記3頭に、やはり関西馬のプラチナヴォイスを加えた4頭を除くと、仮に「セントライト特別(1000万下)」としてレースを開催しても、残りの11頭は問題なく出走できてしまうということだ。
そんなところに最大の上がり馬と目されていたラジオNIKKEI賞(G3)の覇者セダブリランテスの戦線離脱が重なり、いよいよ1本被りの人気が予想されるアルアイン。若手の松山弘平騎手からC.ルメール騎手に乗り替わった今、単勝オッズは1倍台が濃厚だろう。
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