
和田竜二騎手の「気迫」に震えた!無念の”降板劇”から逆襲……ローズS(G2)「神騎乗」で伏兵ラビットランがモズカッチャン破る!
漢・和田竜二が意地を見せた。
17日に行われた秋華賞トライアル・ローズS(G2)は、和田竜二騎乗の単勝8番人気のラビットランが豪快に差し切り。秋華賞(G1)に向け、堂々と名乗りを上げた。
台風18号の影響で開催延期も懸念されたこの日の阪神競馬だったが、幸い予定通りの開催となり、馬場も良馬場に回復した。メインレースのローズSには、女王ソウルスターリングとNHKマイルCの覇者アエロリットを除いた有力馬が一堂に集結。牝馬クラシックのラスト一冠を占う重要なレースとなった。
レースは1000m通過が58.5秒という締まった流れ。逃げたカワキタエンカが先頭のまま最後の直線に入ったが、その脚色が衰えない。それどころかファンディーナやレーヌミノルといった先行勢が伸びあぐね、一瞬カワキタエンカの鞍上・横山典弘騎手の”マジック”がレースを支配したかのように思えた。
しかし、そこに大外から和田騎手のゲキに応えるラビットランが猛追。メンバー最速の上がり33.5秒の末脚でカワキタエンカを交わし切り、そのまま先頭でゴールした。
「距離が心配だったので位置取りは気にせずに、折り合いだけ気をつけようと。この馬のリズムで走らせましたが、本当に上手に走ってくれました」
レース後、そうコメントした和田騎手には、ここに懸ける強い思いがあったに違いない。
このレースで2番人気に支持されたモズカッチャンはこの春、和田騎手とのコンビでオークス(G1)を2着するなど活躍。本来であれば、和田騎手とのコンビでここに参戦していてもおかしくはなかった。しかし、その元相棒の背にはM.デムーロ騎手の姿があった。
和田騎手も、オークスで女王ソウルスターリングを最後まで苦しめたモズカッチャンに、並々ならぬ思いを抱いていたようだ。今夏に大井競馬場で行われたトークショーでは「ソウルスターリングは負かしたい」とオークスの雪辱を力強く宣言していた。
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