エネイブルの「最強伝説」は凱旋門賞(G1)で止まる!? 英国が世界に誇る天才少女が抱える「2つ」の不安要素とは
※画像:凱旋門賞 『競馬つらつら』よりいよいよ10月1日の発走が近づいてきた凱旋門賞(G1)。
日本からはサトノダイヤモンドとサトノノブレスが参戦するが、今年の主役は英国の「天才少女」エネイブルが務めることになりそうだ。初の海外馬券発売となった昨年は日本ダービー馬マカヒキが”国内1番人気”となったが、今年は本馬が1番人気になることが濃厚といわれている。
ここまで7戦6勝。英オークス(G1)を5馬身差で圧勝してG1初制覇を飾ると、続く愛オークス(G1)も5馬身半差で連勝。この時点で凱旋門賞戦線の1番人気に躍り出るが、キングジョージ6世&QES(G1)で超一流古馬陣を楽々撃破したことで、完全なる「1強」状態を築き上げたエネイブル。
さらに前哨戦のヨークシャーオークス(G1)でも、5馬身差で古馬牝馬を一蹴。圧倒的な強さでここまで勝ち進んでおり、現地ではすでに「10年に1頭の逸材」という声まで聞かれている状況だ。
凱旋門賞は斤量の影響により、ここ10年で6勝するなど牝馬の活躍が目立つレース。エネイブルと同じ3歳牝馬も3勝を上げており、斤量面ではむしろ有利。ちなみにそういった”偏り”の対策として、今年から3歳馬の斤量が1ポンド(0.5kg)上積みされることとなったが、これも本馬には大きな影響を及ぼさないだろう。
何故なら、この見直しが行われたのは凱旋門賞だけでなく、エネイブルはすでにキングジョージ6世&QESで、これまでよりも0.5kg重い斤量ながら難なく圧勝しているからだ。他の3歳勢への影響はともかく、少なくとも本馬がその”ハンデ”を受けて有り余るポテンシャルの持ち主なのは間違いない。
欧州の主要ブックメーカーは、軒並みエネイブルを抜けた1番人気と足並みをそろえており、中には単勝2倍を切るオッズを掲げている社もある。日本よりもオッズの偏りが緩い欧州で、ここまで人気が集中するのは異常な事態だ。
これだけを見ても、我々が今年の凱旋門賞で1頭の天才少女に対する「歴史の証人」になる可能性は十分にあるといえるだろう。
では、死角はないのか。
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