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エネイブルの「最強伝説」は凱旋門賞(G1)で止まる!? 英国が世界に誇る天才少女が抱える「2つ」の不安要素とは

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 実は先述したここ10年で6勝している名牝たちには、英オークスを勝っていないという共通点がある。ただ、実際に勝っていないどころか、出走すらしていないのだから、これだけでエネイブルが敗れると述べるつもりはない。

 ただし、逆に述べれば歴代の英オークス馬は、すべて凱旋門賞に出走すれば敗れているということだ。その典型的な例が、2014年の凱旋門賞に出走したタグルーダである。

 2014年の英オークスを3馬身3/4差で圧勝したタグルーダは、そのままキングジョージ6世&QESでも3馬身差で古馬を圧倒。その後、ヨークシャーオークスを経て凱旋門賞に挑んだ。ここまでは今年のエネイブルにそっくりだが、本番では1番人気を背負いながらも3着に敗れている。

 実はこのタグルーダを管理していたのが、エネイブルのJ.ゴスデン調教師。つまり、師にとって、今年の凱旋門賞はタグルーダのリベンジを懸けた戦いになるということだ。しかし、師が拘っているヨークシャーオークスを勝ち、そのまま同年の凱旋門賞に進んで勝った馬はいない。

 それどころか昨年は、ヨークシャーオークスと同時期に行われた英インターナショナルS(G1)から挑んだポストポンドが1番人気ながら5着に敗退。近年の主流ローテと比べれば、やや間隔が開きすぎているのが気になるところだ。実際に昨年の覇者ファウンドは、ヨークシャーオークスの後に愛チャンピオンS(G1)を挟んで本番に挑んでいる。

 ましてやエネイブルにとっては初のフランス遠征。日本よりは遥かに近場とはいえ、微妙な間隔での調整は簡単ではなさそうだ。

 また今年の凱旋門賞が、昨年に引き続き時計の速いシャンティイ競馬場で開催されるという点も気になるところだ。

 ここまで圧倒的な強さを示しているエネイブルだが、ここ2走のキングジョージ6世&QES、ヨークシャーオークスは重い馬場での競馬だった。

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