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リオンディーズのダービー逆転はもうないのか?惨敗の皐月賞から「致命的な問題」を抱える2歳王者の「真実」を解き明かす

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 1000mの通過前、これまで展開を引っ張ってきたリスペクトアースが早くも失速し始める。無理もない、繰り返しになるが1000mの通過が「58.4秒」は明らかなハイペース。それにこの日はとにかく風が強く、特に強烈な向かい風となった向こう正面で、馬を前に置けない逃げ馬には極めて厳しい状況だった。

 だが、2番手で前に壁を作りたかったリオンディーズにとって、唯一の頼みの綱だったリスペクトアースが失速するのがあまりにも早かったことは事実だ。デムーロ騎手にとっても大きな誤算だったことは確かだろう。

 このままでは、リスペクトアースの失速に巻き込まれてしまうことは明らか。しかし、掛かり癖のあるリオンディーズは1秒でも長く前に壁を置いておきたい……。

 そんな思いが交錯する中、意図的かどうかは判断しかねるが3番手を進んでいたマウントロブソンが、リオンディーズの外から馬体を被せてきた。このままでは行き場を失い、失速するリスペクトアースに巻き込まれてしまう。

 そこでデムーロ騎手は、とっさの判断で強引にマウントロブソンに馬体をぶつける形で、一頭分だけ外側に出して進路を確保している。

 だが、これがリオンディーズにとって致命傷となった。

 ここで、今年の皐月賞の200mごとのラップタイムを確認して頂きたい。

200mごとのラップ
12.0 – 10.7 – 11.5 – 11.7 – 12.5 -「11.5」 – 12.4 – 12.2 – 11.6 – 11.8
通過タイム
12.0 – 22.7 – 34.2 – 45.9 – 58.4 -「69.9」 – 82.3 – 94.5 – 106.1 – 117.9

 注目して頂きたいのは「11.5秒」という1000mから1200mまでのラップタイムだ。先述した通り、ここを先頭で駆け抜けたのはリスペクトアースを泣く泣く交わして前に出ざるを得なかったリオンディーズである。

 しかし、その反面この「11.5秒」というラップタイムは、レース全体を通しても2位タイという速さだ。何故バテたリスペクトアースを交わすだけで(厳密に言えば1000m通過の僅か手前で、すでに交わしている)、リオンディーズがここまで加速する必要があったのか。

 そこまで考えが至れば、考えられる理由は一つしかない。

 つまり、加速したかったのではない。進路を確保する際「マウントロブソンと接触して掛かった」のだ。

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