GJ > 競馬ニュース > 【徹底考察】ロードクエスト
NEW

【徹底考察】日本ダービー(G1) ロードクエスト「狙うはNHKマイルCの『再現』。800mの距離延長に対する『可能性』に迫る」

【この記事のキーワード】, ,
load-quest0318.jpgロードクエスト(競馬つらつらより)

『考察』

 NHKマイルC(G1)で勝ったメジャーエンブレムに3/4馬身差まで迫った走りは、まさにロードクエストが復活したと述べて良い内容だった。

 皐月賞で8着に敗れて挑んだNHKマイルC。道中は腹を括って、後方16番手からの競馬。最後の直線に入ると迷わず大外に持ち出し、最後はメンバー最速の上がり3ハロン「33.8秒」の鬼脚を使ったが、わずかに届かなかった。

 スタートの3ハロンが「34.3秒」前半の1000m通過が「57.7秒」。桜花賞(G1)を不本意な形で落としたメジャーエンブレムの外連味のない逃げは、彼女本来のハイラップを刻み続けている。

 2番手を追走したシゲルノコギリザメは、完全に潰されて大差の最下位。好位から追走を試みた先行勢も軒並み大敗している以上、メジャーエンブレムにとってはこれがベストペースでも、他馬にとっては激流だったことが窺える。

 そんな流れの中、後方16番手からメンバー最速の上がり3ハロン「33.8秒」を繰り出したロードクエストは、ハイペースで前が止まる展開の恩恵を大きく受けた一頭であることは間違いない。

 ただ、それでも単に展開に恵まれただけでメジャーエンブレムに迫ることはできない。それは同じく後方から競馬をして、展開の恩恵を受けながらも敗れたトウショウドラフタやハクサンルドルフ以下の馬たちが証明している。

 つまり、少なくとも言えることは、ロードクエストはNHKマイルCのメンバーの中では明らかに力上位の存在だったということだ。

 ただ、それが明らかに格上となる日本ダービーの出走メンバーを相手にして通じるのかは、また別の話だ。

 その上で、8着に敗れた皐月賞とは異なり、今回は東京競馬場で戦えることは紛れもない追い風だろう。

 ロードクエストは衝撃的な内容だった新潟2歳S(G3)の勝ちっぷりを含め、左回りの競馬には大きな自信を持っており、現在のところ左回りでこそ真価を発揮する馬である可能性が高いからだ。

 だが、まずその前に、それが単に左回りであればよいのか、それとも「左回りのマイル戦」でなければならないのかが、日本ダービーでの好走に大きく関わってくることは述べるまでもない。その答えを、まずは血統面から考察したい。

【徹底考察】日本ダービー(G1) ロードクエスト「狙うはNHKマイルCの『再現』。800mの距離延長に対する『可能性』に迫る」のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「最強マイラー」に降りかかった予想外の火の粉…「名義貸し」の発覚したオーナーは馬主資格をはく奪、不運の名馬トロットサンダー【競馬クロニクル 第41回】
  2. JRA宝塚記念(G1)横山典弘「息子愛」でタイトルホルダー救った!? 好アシストに陣営からも感謝の声、横山和生が「最大のピンチ」を脱した裏側
  3. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  4. 武豊「スキャンダル」「ケガ」など揺れに揺れた2017年。弟・幸四郎騎手「引退」から小浦愛「不倫疑惑」、そしてキタサンブラック「大団円」までをプレイバック!
  5. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  6. JRA今村聖奈「大ブレイク」の陰で悲痛な叫び。「何のために騎手になったのか」乗鞍激減、レース開催日に”お留守番”続出
  7. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  8. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  9. 有馬記念に続き東京大賞典も「記憶力」が決め手…最強フォーエバーヤングから絞りに絞った2点で勝負!
  10. JRAイチの「豪快王」小島太列伝。愛人、酒席トラブルあっても名騎手、名調教師の生き様に曇りなし