キセキ「皮膚病」で大ピンチか……世界王者ハイランドリールとの決戦に黄信号?
キセキ(競馬つらつらより)今夏、最大の上がり馬として菊花賞に挑戦し、見事に勝利を掴み取ったキセキ(牡3歳、栗東・角居勝彦厩舎)。同馬は次走に海外挑戦を選択。今週末のシャティン競馬場で行われる香港ヴァーズ(G1)に挑戦する。日本を代表する馬として好走が期待されているが、ここに来て出走に黄色信号が灯ったという。
「サンスポ」によれば、キセキの左前脚に皮膚病が見つかり、検疫厩舎内で他馬と隔離された馬房に移動させられたという。この症状は白癬(はくせん)によるものとみられており、現在治療を進めているそうだ。
競走馬の皮膚に関する病気の多くがこの白癬によるものだという。原因となるのは真菌(カビ)。これは健康な馬の体表や厩舎の環境内に常在しているため、完全な予防は困難を極める。内用薬の投与や酸性水などによる消毒がある程度は有効だが難治性だという。重症になると脱毛を伴い、細菌との混合感染が見られることもあるそうだ。
「わざわざ有馬記念を回避してまで香港遠征を選択したキセキですが、ここに来て不運に見舞われていますね。出走可否などについては未定とのことですが、あまり珍しい症例ではないようです。4日朝には調教も行なっていますので、レースへ出走できないということはないと思いますが……」(記者)
キセキは今回の香港ヴァーズで、世界的G1レースを6つ勝ったハイアンドリールと覇を争うことになるが、出走前からケチがついてしまった形だ。
現在、ウィリアムヒル社の事前オッズではキセキを抑え、ここがラストランになるハイアンドリールが1番人気に支持されている。ハイアンドリールはここ最近3連敗。だが、それでも4着、3着、3着とまだその実力には陰りが見られない。さらに一昨年のこのレースの覇者であり、昨年はサトノクラウンに足をすくわれたものの、3着以下には6馬身以上の差をつけており、得意としているコースのひとつだ。
その壁をキセキが超えることは容易ではないだろう。だが、キセキは今年の夏には同世代ではなく、古馬を相手にしっかりと勝ち上がっている。低くないハードルを乗り越えた経験もあるのだ。このような逆境の中でこそ、その真価が発揮されると信じたい。
キセキはハイアンドリールに引導を渡すことができるのか? 今一度、キセキを起こすところを見せてもらいたい。
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