GJ > 競馬ニュース > キセキ「皮膚病」で大ピンチか!?
NEW

キセキ「皮膚病」で大ピンチか……世界王者ハイランドリールとの決戦に黄信号?

【この記事のキーワード】, ,
0324kiseki_01.jpgキセキ(競馬つらつらより)

 今夏、最大の上がり馬として菊花賞に挑戦し、見事に勝利を掴み取ったキセキ(牡3歳、栗東・角居勝彦厩舎)。同馬は次走に海外挑戦を選択。今週末のシャティン競馬場で行われる香港ヴァーズ(G1)に挑戦する。日本を代表する馬として好走が期待されているが、ここに来て出走に黄色信号が灯ったという。

「サンスポ」によれば、キセキの左前脚に皮膚病が見つかり、検疫厩舎内で他馬と隔離された馬房に移動させられたという。この症状は白癬(はくせん)によるものとみられており、現在治療を進めているそうだ。

 競走馬の皮膚に関する病気の多くがこの白癬によるものだという。原因となるのは真菌(カビ)。これは健康な馬の体表や厩舎の環境内に常在しているため、完全な予防は困難を極める。内用薬の投与や酸性水などによる消毒がある程度は有効だが難治性だという。重症になると脱毛を伴い、細菌との混合感染が見られることもあるそうだ。

「わざわざ有馬記念を回避してまで香港遠征を選択したキセキですが、ここに来て不運に見舞われていますね。出走可否などについては未定とのことですが、あまり珍しい症例ではないようです。4日朝には調教も行なっていますので、レースへ出走できないということはないと思いますが……」(記者)

 キセキは今回の香港ヴァーズで、世界的G1レースを6つ勝ったハイアンドリールと覇を争うことになるが、出走前からケチがついてしまった形だ。

 現在、ウィリアムヒル社の事前オッズではキセキを抑え、ここがラストランになるハイアンドリールが1番人気に支持されている。ハイアンドリールはここ最近3連敗。だが、それでも4着、3着、3着とまだその実力には陰りが見られない。さらに一昨年のこのレースの覇者であり、昨年はサトノクラウンに足をすくわれたものの、3着以下には6馬身以上の差をつけており、得意としているコースのひとつだ。

 その壁をキセキが超えることは容易ではないだろう。だが、キセキは今年の夏には同世代ではなく、古馬を相手にしっかりと勝ち上がっている。低くないハードルを乗り越えた経験もあるのだ。このような逆境の中でこそ、その真価が発揮されると信じたい。

 キセキはハイアンドリールに引導を渡すことができるのか? 今一度、キセキを起こすところを見せてもらいたい。

キセキ「皮膚病」で大ピンチか……世界王者ハイランドリールとの決戦に黄信号?のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

5:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  2. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  3. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  4. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  5. 武豊を「激怒」させた地方騎手が心中を吐露……交流G1完全制覇を阻まれた「疑惑」のJBCレディスクラシック(G1)を振り返る
  6. 毎日王冠(G2)リアルスティール「使い捨て」に調教師が激怒!? 「スキャンダル王」デムーロの指示無視に「いくらなんでも……」
  7. JRA池添謙一「2度結婚」「DV不倫」よりも紆余曲折の騎手人生。オルフェーヴル三冠→外国人で凱旋門賞、勝負強さは当代随一だが……
  8. 有馬記念に続き東京大賞典も「記憶力」が決め手…最強フォーエバーヤングから絞りに絞った2点で勝負!
  9. 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
  10. JRA「致命的な不利」に武豊が検量室で怒り爆発!? 後のダービー馬を襲った「痛恨」アクシデント