GJ > 競馬ニュース > ディーマジェスティ、秋は菊花賞
NEW

皐月賞馬ディーマジェスティ、秋は菊花賞へ! 凱旋門賞出走せずに残念の声も、早くも「最強世代第3ラウンド」にファン期待!

da-bi-2016.jpg日本ダービー(競馬つらつらより)

 今年の皐月賞馬で日本ダービー3着のディーマジェスティが、秋のローテーションを「国内専念」とすることを発表し、菊花賞を目指すことを明らかにした。

 皐月賞を豪快な末脚で差し切り勝ち。この時点でファンや関係者からも「凱旋門賞挑戦」の可能性が伝えられ、実際に登録もしていた。ダービーでは敗れたものの、本馬には向かない展開ながら、マカヒキとディーマジェスティ以外を完全に置き去りする強い内容での3着。「ダービーの内容次第」と凱旋門賞挑戦の判断をしていたが、陣営は国内専念を選択した。

 ディーマジェスティのオーナーは、12年のヴィクトリアマイルを勝利したホエールキャプチャも所有していたが、クラシック制覇は同馬が初。凱旋門賞へは4歳になっても挑戦できるが、菊花賞は一度しか挑むことはできない。そうした中での意向もあるだろう。

 すでにダービー馬のマカヒキは菊花賞には出走せず、天皇賞・秋か凱旋門賞を狙う構えを見せており、2着のサトノダイヤモンドも放牧してじっくり今後のローテを考えるそう。下手すると春のクラシックを沸かせた「3強」が菊花賞に一頭も出てこない可能性もあったので、ある意味では朗報ともいえる。

 ファンとしては「フランスで見たかった」という声や、すでに登録済みだった愛チャンピオンSで勇姿を見たかったというコメントがある一方、「サトノとの一騎打ちが見たい」「素直に国内で見られるのはうれしい」「まだ勝負はついてない」と、今回の選択を受け入れる意見も非常に多い。

 鞍上の蛯名正義と、管理する二ノ宮敬宇調教師はかつてエルコンドルパサー、ナカヤマフェスタで凱旋門賞2着を2度経験しているチーム。当然凱旋門賞に挑戦すると思っていた人も多いだろう。

「今年の凱旋門賞はシャンティイ競馬場で開催されますが、本来の開催地はロンシャン競馬場(改修工事)。4歳でも挑戦はできますし『ロンシャンで勝ってこそ』という思いもあるのかもしれませんね」(記者)

 なんにせよ、早くも秋の楽しみは一つ増えた。勝負はまだ始まったばかりだ。
(文=利坊)

皐月賞馬ディーマジェスティ、秋は菊花賞へ! 凱旋門賞出走せずに残念の声も、早くも「最強世代第3ラウンド」にファン期待!のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

5:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 帝王賞でウィルソンテソーロ降板も決定済み…気になる「鞍上交代」はやっぱりアノ人?
  2. 藤田菜七子「日本ダービー騎乗」は幻に!? 武豊シュガークン×エコロヴァルツ「究極の二者択一」ダービー鞍上問題はスピード決着
  3. 三浦皇成「これはモノが違う」悲願のG1初制覇が目前で霧散…「今後、ダート界を引っ張る馬になってほしい」宿敵レモンポップへ1年越しの挑戦状
  4. 【NHKマイルC】アスコリピチェーノ主戦を背に追い切りも「鞍上未定」の怪…レース当週C.ルメール復帰予定、何かしらのサプライズも?
  5. 「シャンパンカラーが勝つよ」昨年のNHKマイルCで9番人気の激走を見抜いた“凄腕”が指定したのは、ジャンタルマンタルでもアスコリピチェーノでもないまさかの激走穴馬
  6. 「信じた俺がアホ」天皇賞・春(G1)大本命テーオーロイヤル優勝も「自信の1点勝負」は空振り…藤田伸二氏が前夜に感じ取っていたドゥレッツァの危険な前兆
  7. どれだけハズレても我々は「バッターボックス」に立たせてもらえる! 悔いを残したくないからこその大ダメージ…競馬と後悔の実に深い繋がり【徒然なる神のくず競馬トーク】
  8. 天皇賞・春(G1)テーオーロイヤルだけじゃない! 皐月賞「大逃げ」メイショウタバル、高松宮記念1番人気ルガルなど「個性派の宝庫」三嶋牧場がスゴイ
  9. 大躍進の「若手騎手」が日本ダービー初騎乗へ!「因縁」川田将雅ジャンタルマンタルはNHKマイルCへ…武豊シュガークンに迫る末脚で優先権獲得
  10. 日本ダービー馬は運が良いだけ!? 天皇賞・春(G1)J.モレイラ「完璧騎乗」もタスティエーラ惨敗の絶望感…G1「2勝以上」上積みは2007年ウオッカが最後