GJ > 競馬ニュース > 大井の帝王因縁のレース  > 2ページ目
NEW

武豊の実績さえ霞む「鉄人」的場文男。すべてを掴んだ大井の帝王が「オレが乗らなければ……」と自虐する因縁レースとは

【この記事のキーワード】, ,

 武豊騎手が「悲願」と言った日本ダービーの初制覇でさえ、挑むこと10回目での勝利だったが、的場騎手の東京ダービーへの挑戦は今年で35回目。2着は実に9回である。

「9度目の2着」を記録した昨年の東京ダービーのレース後、的場騎手は「また2着だよ」と悔しそうに繰り返していた。

 それも勝った馬は的場騎手が騎乗していた馬と同厩で、調教師も騎乗を薦めていたこともあったらしい。最後には2着に敗れた騎乗馬に申し訳ない気持ちから「オレが乗らなければ……」と呻くように自責の念を絞り出していた。

 ここまで悲観的になるのも無理はない。

 これまで南関東クラシック1冠目となる羽田盃を圧勝しながらも、わずか1か月後の東京ダービーまでに故障してしまった馬が2頭。「三冠確実」といわれ羽田盃で単勝1.0倍(元返し)に推された馬が、そのレースで故障……。

 さらには東京ダービーまで無敗の快進撃を続け、当日も単勝1.1倍の大本命に推された馬が信じられないような大出遅れを喫し惨敗するという、東京ダービーと的場騎手との間には、これ以上なく苦い数々の歴史があるのだ。

「これは人生の宿題。死ぬまでできないかもしれないけど……」

 昨年の東京ダービーのレース後、報道陣に囲まれた的場騎手が悔しさを絞り出すようにコメントしている姿が印象的だった。

 武豊騎手は日本ダービーの初制覇に10回掛かったが、初制覇後はこれまでのうっぷんを晴らすように通算5勝。今では歴代史上最多のダービー勝利を誇っている。

 ならば実に34回の”うっぷん”が溜まっている的場騎手が東京ダービーを制したのち、いったいどれほどの”大爆発”が待っているのか……ぜひとも見てみたいものである。

 的場騎手は今年、2歳王者のアンサンブルライフと35回目の東京ダービーに挑むことが決まっているが、果たして悲願達成なるだろうか。

武豊の実績さえ霞む「鉄人」的場文男。すべてを掴んだ大井の帝王が「オレが乗らなければ……」と自虐する因縁レースとはのページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

5:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. C.スミヨン騎手「サンデーが拒否」原因はC.ルメール騎手? ドバイターフ(G1)リアルスティール「鞍上ドタバタ劇」の裏事情
  2. 岩田望来「素行不良」で追放されても重賞4勝目ゲット! 減量トラブルや夜遊び発覚した「問題児」が干されなかったワケ
  3. 「空前の競馬ブーム」巻き起こしたオグリキャップ…ぬいぐるみはバカ売れ、見学ツアーも大人気、「ビジネスチャンス」生かしたオーナーの慧眼【競馬クロニクル 第64回】
  4. 武豊「常に辛口」ワールドプレミア評価が厳しいワケ……有馬記念(G1)で逆に不気味過ぎる
  5. キャプテン渡辺「神」になる!? 『神の馬券術』大ヒットから1年「買い目がすべて公開されてしまう男」の宿命と逆襲の誓い【特別インタビュー】
  6. 横山典弘、和生、武史は「計14連敗」の鳴かず飛ばず、横山対決で分かれた明暗…「3戦無敗」の若手が川田将雅を上回る快記録
  7. JRA史上最強マイラー・タイキシャトル種牡馬引退……次代は手薄もその伝説は色あせず
  8. 日本競馬が揺れた現役騎手による「禁止薬物」事件から8年。坂井瑠星、横山武史ら「5年連続」トップジョッキーを輩出…JRA「新ルール」が呼び込んだ若手黄金期【この日、何の日】2月12日編
  9. JRA 関東リーディングのトップ5で「一家独占」が発生!? 同姓ゆえ起こったファンの思わぬ「勘違い」とは
  10. 「宝塚記念で2億円ゲット」ミラクルおじさんは本当に存在したのか? オーナー反対も調教師が自分で出資して菊花賞挑戦…怪奇満ちるヒシミラクル伝説【競馬クロニクル 第13回】