GJ > 競馬ニュース > 海外遠征にJRAは背信?
NEW

「お役所体質は今やお荷物?」日本競馬の海外遠征増加に”背信姿勢”のJRA。今こそ「海外遠征サポート制度」を復活させるべき

【この記事のキーワード】, ,
keibafree0315.jpg

 まず前提として、今年の競馬は例年よりも盛り上がっている。

 昨年の二冠馬ドゥラメンテを始めとした充実の古馬陣。その上、今年の3歳馬は「史上最強レベル」と誉高い。さらには16年ぶりに誕生した女性騎手・藤田菜七子の出現や、競馬の顔役・武豊騎手の復活など話題も豊富。

 実際のG1売り上げも軒並み昨年を上回っていることから、このままいけば年間売り上げの大幅アップが見込まれ、さらには新たな競馬ブームの到来さえ期待できるような盛況ぶりだ。

 そして、間違いなくその一端を背負っているのが、日本馬の積極果敢な海外遠征の数々だろう。

 例年のドバイ遠征に加え、モーリスやラブリーデイといったトップホースが香港へ遠征、さらにはラニがUAEダービー(G2)制覇を皮切りにアメリカクラシック3冠へ挑戦中。フランスのイスパーン賞(G1)をエイシンヒカリが10馬身差で圧勝した際は、大きな話題となって取り上げられた。

 そして、秋の凱旋門賞には11頭もの日本馬が登録している。

 日本競馬の海外挑戦。それは、プロ野球でいえばアメリカのメジャーリーグへの挑戦、サッカーでいえばイタリアのセリエAやイングランドのプレミアリーグへの挑戦に通じるものがあり、当然ながらファンは未知の世界への挑戦に期待を大きく膨らませる。

 言い換えればプロ野球やサッカーの人気に、今や日本人の海外での活躍は欠かせないコンテンツとなっている。

 従って、日本競馬もまた人気向上のためには日本馬の海外での活躍が必要不可欠であることは、述べるまでもない事実だろう。そして、実際に数多くの海外遠征を実施している今年の日本競馬は、その都度ファンを虜にして例年にない盛り上がりを見せている。

 しかし、そんな日本競馬全体の盛り上がりに依然背を向け続けているのが、日本競馬界を牽引すべきJRAである。

 先述したエイシンヒカリがフランスのイスパーン賞を勝った際、管理する坂口正則調教師がこんなことを漏らしていた。

「お役所体質は今やお荷物?」日本競馬の海外遠征増加に”背信姿勢”のJRA。今こそ「海外遠征サポート制度」を復活させるべきのページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

5:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  2. 宝塚記念(G1)団野大成「謎降板」に関西若手のエースが関係!? 武豊の不可解な登場と突然のフリー発表…関係者を激怒させた「素行不良」の舞台裏
  3. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  4. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  5. 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
  6. 未勝利ルーキーが「深刻理由」で乗鞍激減!?度重なる失態に師匠からはお灸、エージェントも契約解除の大ピンチ
  7. JRA「出禁」になったO.ペリエ「税金未払い」騒動!? L.デットーリ「コカイン使用」K.デザーモ「アルコール依存症」過去の”外国人騎手トラブル”に呆然……
  8. 【阪神C(G2)展望】武豊“マジック”でナムラクレア、ママコチャを破った重賞馬が待望の復帰戦! 短距離界の有馬記念に豪華メンバーが集結
  9. 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
  10. 天才の息子・福永祐一は何故「天才」と呼ばれないのか? 「漁夫の利」に集約されたシュヴァルグランでの「決意」に落胆