GJ > コラムニュース > また異常事態? ファン無視JRA
NEW

またもG1当日に「異常事態」発生!? ファンを置き去りにしてJRAは一体どこに向かっているのか

【この記事のキーワード】, ,
keibafree0315.jpg「AC photo」より

 先週27日の高松宮記念(G1)は、1番人気のビッグアーサーが快勝した。

 それも1:06.7という、中京競馬場の改装後の高松宮記念レコードとなるロードカナロアの1.08.1を1.4秒も短縮するスーパーレコードを樹立。当然ながら、居合わせた観客からは大きなどよめきの声が上がった。

 福永祐一騎手が勝利騎手インタビューで述べていた通り、降ろされたリアルスティールが海外G1を勝った翌日のG1制覇とあって、観客からは新たなスプリント王の誕生を祝うとともに福永騎手にも大きな声援が送られる、まさに心温まる1シーンだった。

 しかし、その一方で他陣営の関係者や一部のファンからは、今回の高松宮記念が行われた中京競馬場の芝コンディションに対して”大きな違和感”と”深い落胆の声”が集まっている。

 ただそんな声も、今回の「異常事態」を考えれば当然なのかもしれない。

 今回の中京開催の芝コースは、開幕週から例年通りの良好なコンディションに保たれていた。時には逃げ馬が逃げ切り、時には追い込み馬が豪快に差し切るなど、まさに最終週にG1が控えるに相応しいスリリングなレースをいくつも展開されていた。

 無論、そんなレースを堪能できるのも芝コースを管理するJRAの馬場造園課の高い技術と努力の賜物。競馬関係者はもちろん、今となってはメディアや競馬ファンにとっても周知の事実となっており、裏方という大変な働きに感謝する他ない。

 ところが、いよいよ高松宮記念が開催される最終週になって、そんな”敬意”は見事に裏切られることとなってしまった……。

 最初に「事」が起こったのは高松宮記念の前日。10Rの岡崎特別(1000万下)で1200mのレコードがいきなり更新されたのだ。それも前述したロードカナロアの記録を大きく上回るものである。

 レコード勝ちしたシゲルチャグチャグは、これまで20戦して今回が3勝目の条件馬。現状で2013年の年度代表馬ロードカナロアに敵う馬ではない。そんな馬が、それも極限のスピードを争うスプリント戦で、あっさりとレコードを更新したのだ。

 それはつまり、最終週を迎えた中京競馬場の芝コンディションが、これまでと「激変した」ことを示していた。最大の問題はJRAがそれをファンやメディアどころか、現場の競馬関係者にさえ何一つ特別に告知していないことだ。

 原因も理由も何一つ明かされないまま、芝コース激変の”混乱”は高松宮記念当日も続いた。

またもG1当日に「異常事態」発生!? ファンを置き去りにしてJRAは一体どこに向かっているのかのページです。GJは、コラム、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 総合
  1. 【ヴィクトリアマイル(G1)予想】ナミュールから6点で万馬券狙い! マスクトディーヴァは持ちタイムに不安ありで消し! 高速決着に対応できる穴馬で勝負
  2. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  3. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  4. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  5. JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
  6. 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
  7. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  8. 「空前の競馬ブーム」巻き起こしたオグリキャップ…ぬいぐるみはバカ売れ、見学ツアーも大人気、「ビジネスチャンス」生かしたオーナーの慧眼【競馬クロニクル 第64回】
  9. JRA出鼻をくじかれた「16億円」の大勝負……。「神の馬」の二の舞だけは避けたい日高に朗報!? 海外からのニュースに関係者も安堵か
  10. 武豊騎手「パドック意味なし」発言に仰天……馬券購入セオリー「完全否定」のトップ騎手たちが語るパドック必勝法とは