真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2016.06.10 16:49
ついに最終章を迎えたラニと武豊の挑戦!「北米クラシック最大のチャンス」陣営が見据えてきた「戦略」が結実する時は来た
編集部
「(アメリカで)2回走ったことで良くなってる。急がせず、ゆったりいける2400mも魅力」
ラニのことを誰よりもよく知る松永調教師は、この北米クラシックの過酷さがラニにとって強い味方になると主張。実際にラニは昨年の11月に初勝利を挙げると、その僅か6日後に連勝。師が主戦を務めたラニの母ヘヴンリーロマンスも、中7日の競馬で札幌記念(G2)を制覇。天皇賞を勝つ足が掛かりとした実績がある。
そういった事実から、松永調教師はラニの血筋の最大の強みは「タフな状況になってこそ”真価”を発揮できること」だと認識している。だからこそ、北米クラシックの全戦参戦を決めたのだ。
その早期から練られてきた陣営の緻密な戦略は、ここにきて実を結ぼうとしている。
先日8日の最終追い切りを行ったラニは、絶好の動きを披露。松永調教師も「予定通りのいい追い切りができ、準備は整いました。3冠の中で最も良い状態でレースに臨めると思います」と自信をのぞかせている。
いよいよ、迫ってきた決戦の時。ラニの、そして日本の北米クラシック奪取は今、決して夢物語などではない。ここまで来ただけでも日本競馬にとって前人未到の快挙だが、記憶にも記録にも残る偉業だからこそ、その”輝き”がより鮮明になることを祈るばかりだ。
ベルモントS は11日(日本時間12日早朝)に開催される。日本にいる一人でも多くの競馬ファンに、アメリカの地へエールを送っていただきたい。
PICK UP
Ranking
17:30更新- ゴールドシップ繋養牧場でまた迷惑行為…ビッグレッドファームが来年GWの見学を休止。過去にあった非常識行為と、SNSやYouTubeの無断アップが後を絶たない問題
- JRA「3歳賞金王」はジャンタルマンタル、ジャスティンミラノにあらず!? 日本不在の“裏”賞金王の存在と、新種牡馬サートゥルナーリアが1強にならない異変
- 「6戦合計40馬身差」“川崎のヤマニンウルス”がついに中央へ殴り込み!? 妹は『ウマ娘』藤田晋オーナーが1億円超で落札の血統馬
- C.ルメール「単勝1.1倍」7馬身差の圧勝劇に「新しいレモンポップ」の声! G1・2連勝も昨夏「他界」した全兄の分まで…陣営が描く壮大な夢
- わずか「1頭」の初年度産駒がデビュー戦8馬身差の大楽勝! 突如現れた「後継候補」はサウスヴィグラス希望の光となるか
- 「6戦合計40馬身差」“川崎のヤマニンウルス”がついに中央へ? 【日本ダービー】「過去20年連対ゼロ」の苦戦でも今年はG1級!? ドゥラメンテ「最後の大物」出現なるか。「伝説」の最終世代をピックアップ【週末GJ人気記事ぶった斬り!】
- 新種牡馬サートゥルナーリア産駒「超大物候補」がいきなりデビュー!?「名牝シーザリオ伝説」新章へ…注目2歳馬ピックアップ
- 【日本ダービー(G1)展望】無敗ジャスティンミラノに死角なし!? 2着2回の戸崎圭太は10度目の挑戦で戴冠なるか
- 怪物グラスワンダーの血が突如拡大! スタリオン移籍で「最後の大仕事」へ?
- 田原成貴「頭がお花畑」安藤勝己「最悪の負け方」元JRA騎手の大物が酷評…大一番で弱点露呈のシュトラウス、有馬記念のT.マーカンドに不安の声?