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ついに最終章を迎えたラニと武豊の挑戦!「北米クラシック最大のチャンス」陣営が見据えてきた「戦略」が結実する時は来た

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「(アメリカで)2回走ったことで良くなってる。急がせず、ゆったりいける2400mも魅力」

 ラニのことを誰よりもよく知る松永調教師は、この北米クラシックの過酷さがラニにとって強い味方になると主張。実際にラニは昨年の11月に初勝利を挙げると、その僅か6日後に連勝。師が主戦を務めたラニの母ヘヴンリーロマンスも、中7日の競馬で札幌記念(G2)を制覇。天皇賞を勝つ足が掛かりとした実績がある。

 そういった事実から、松永調教師はラニの血筋の最大の強みは「タフな状況になってこそ”真価”を発揮できること」だと認識している。だからこそ、北米クラシックの全戦参戦を決めたのだ。

 その早期から練られてきた陣営の緻密な戦略は、ここにきて実を結ぼうとしている。

 先日8日の最終追い切りを行ったラニは、絶好の動きを披露。松永調教師も「予定通りのいい追い切りができ、準備は整いました。3冠の中で最も良い状態でレースに臨めると思います」と自信をのぞかせている。

 いよいよ、迫ってきた決戦の時。ラニの、そして日本の北米クラシック奪取は今、決して夢物語などではない。ここまで来ただけでも日本競馬にとって前人未到の快挙だが、記憶にも記録にも残る偉業だからこそ、その”輝き”がより鮮明になることを祈るばかりだ。

 ベルモントS は11日(日本時間12日早朝)に開催される。日本にいる一人でも多くの競馬ファンに、アメリカの地へエールを送っていただきたい。

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