【金鯱賞(G2)展望】サトノダイヤモンドVSスワーヴリチャード!キタサンブラックを倒した「元王者」と旋風巻き起こす「強い4歳世代」の意地が激突!
昨年の日本ダービー(G1)でレイデオロに迫る2着を確保。期待された秋は、コンディションの影響もあって菊花賞を回避したが、復帰戦のアルゼンチン共和国杯(G2)を初対戦となった古馬を破って優勝を果たしている。
だが、期待された有馬記念(G1)では、最後の直線で斜行する行儀の悪さを見せて4着。トップクラス相手に能力は示したが、右回りに大きな課題を残す結果となった。しかし、今回は重賞2勝を含む、2勝2着2回と連対率100%を誇る左回りだけに負けられない一戦。
初の中京参戦となるが、東京と同じように直線の長い広いコースなので、大きな問題はなさそうだ。本番の大阪杯が右回りだけに、ここは不安の種を1つでも減らす堂々の勝利を期待したいところだろう。鞍上は主戦のM.デムーロ騎手が務める。
この「2強」がもたつくようなら、ここがベストのヤマカツエース(牡6歳、栗東・池添兼雄厩舎)の同一重賞3連覇も充分にあり得そうだ。
昨年の金鯱賞で変則連覇を達成すると、本番の大阪杯でも3着。2000m級のレースでは現役トップクラスの能力を誇っている。しかし、単勝1番人気と期待された札幌記念(G2)で3着に敗れると、秋の天皇賞では11着に大敗。その後もジャパンC(G1)、有馬記念と一流どころで戦い続けたが、結果が出なかった。
今回は得意の舞台に戻って、仕切り直しの一戦。ここで結果を残すようなら、キタサンブラックが不在なだけに、一気に大阪杯での主役候補に躍り出ることになる。2003年から05年までこのレースを3連覇したタップダンスシチー以来の大記録を達成し、主戦の池添謙一騎手と共に本番へ弾みをつけたいところだ。
もう1頭、この舞台を狙い撃ちしてきた馬がいる。昨年の中日新聞杯(G3)で初重賞を飾ったメートルダール(牡5歳、美浦・戸田博文厩舎)だ。
もともとすべての勝利を左回りで上げる典型的なサウスポーであるメートルダール。ここまでは東京で好結果を残してきたが、やはり中京コースにも抜群の適性を持っていたようだ。
それを証明したのが、初の中京参戦となった前走の中日新聞杯。後方でじっくり脚を溜める得意の展開で最後の直線を迎えると、最後は集団から抜け出した1番人気のミッキーロケットを捉えてゴール。1馬身半差をつけて重賞初制覇を飾った。
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