GJ > 競馬ニュース > 武豊とチーム・ラニの衝撃  > 2ページ目
NEW

米クラシックを戦い抜いた武豊とチーム・ラニが日本競馬に与えた衝撃。「世界で勝つ」という野心が今、日本のダート競馬を動かす

【この記事のキーワード】, ,

 ケンタッキーダービーで9着、プリークネスSで5着、そして最後のベルモントSであわやの3着入賞を果たしたのは、まさにラニという競走馬の特徴を完全に把握したチーム・ラニの戦略の結果。至極残念なことに勝利には届かなかったが、それでも確固たる道は示せたはずだ。

 来年から3歳トップクラスのダート馬を所有する陣営が、この時期に重賞のない日本競馬に見切りをつけて、北米のクラシックに挑戦することが当たり前になるかもしれない。

 それほど、今回のラニの挑戦は日本のホースマンに強いインパクトを残した。

 そして、武豊騎手が「また、この馬でアメリカに来たい」と言い張り、松永調教師も「またアメリカに戻って、次は勝ちます!」と口を揃えているように、チーム・ラニの挑戦もまだ”第一章”を終えたばかりであるようだ。

 今後の日本競馬、特にダート競馬がどのように変化してゆくのか……芝よりも遥かに国際的成熟が遅れている日本ダート競馬の転換期が今、訪れているのかもしれない。
(文=浅井宗次郎)

米クラシックを戦い抜いた武豊とチーム・ラニが日本競馬に与えた衝撃。「世界で勝つ」という野心が今、日本のダート競馬を動かすのページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

23:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
  2. ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
  3. 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
  4. 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
  5. 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
  6. エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
  7. C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
  8. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  9. 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
  10. 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!