真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2016.06.12 08:46
ラニ×武豊、ベルモントSであわやの3着! 偉大なる挑戦と成長に喝采
編集部
北米クラシックの第3弾となるベルモントS(G1)に武豊騎乗で出走したラニ。結果は3着。勝利したのは13番のクリエイター。ハナ差の2着にはデスティン。ラニはそこから1馬身半ほど離されて入線。
10番ゲートに入ったラニ。スタートでは出遅れることもなく、武騎手は後方2番手の外を進む。終始外を回り、バックストレッチに入って徐々に進出し中団外へ。最後の直線、先行したデスティンが先に抜け出し、他馬は横一線になって先頭を追う。ラニもその中の1頭であった。
好位でレースを進めたクリエイターが先にデスティンを捉えにかかり、レースは2頭の叩き合いとなりそうな様相だった。しかし、外から鋭い末脚を伸ばしたラニが、2頭を追う。現地実況が「Lani!」と叫ぶほどの伸び脚だった。
最後までキレは衰えなかったものの、前の2頭を捉えるにはいたらず、3着入線。しかし、4着には3馬身近くを引き離し、他馬はさらに遥か後方に置き去りにした。先着との差を見ても、本当に「惜しい」レースとなった。
ケンタッキーダービー、プリークネスSからの参戦と、三冠レースを「皆勤」したラニ。9→5→3着と確実に順位を上げ、最後はあわや勝利というところまで肉迫したのは見事という他なく、陣営や武騎手の尽力がうかがえた。日本にとって極めて遠い存在だった「アメリカクラシック制覇」、一気に現実的なものにしたと言えるだろう。非常に意義深い、エキサイティングな挑戦だった。
PICK UP
Ranking
23:30更新- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!