真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2018.03.12 21:08
ジェニアル、武豊と「覚醒」の2連勝! マイル界席巻第一歩も、「目標」は遠くなる複雑
編集部
名手が惚れ込んだ素質馬の才能がついに開花しようとしている。
11日(日)、阪神競馬場8R・4歳上500万下(芝・1600m)に出走したジェニアル(牡4、栗東・松永幹夫厩舎)が2着に3馬身差をつけて快勝した。
主戦騎手の武豊騎手を背に乗せて2番人気に支持されたジェニアルは、中団後ろめにつけて機をうかがう。4コーナー周って直線に入ると大外から武豊騎手のムチに応える形で加速。上がり最速33.8秒の切れ味鋭い末脚を発揮して見事に勝利を収めた。
昨年の7月以来、長期休養明けでの出走となったもののこれでジェニアルは2連勝。父にディープインパクト、母に2010年の仏オークス馬でその年のヨーロッパ最優秀3歳牝馬に選出されているサラフィナを持ち、セレクトセール2015において1億6000万円で落札されるなど話題に事欠かなかった同馬の才能がついに開花しようとしている。
「デビュー当初は中長距離戦に出走するも、5着、9着、7着と惨敗。期待されていた活躍とは程遠い結果しか出ていませんでした。ですが、マイルスプリント路線に舵を切ったところ2連勝を記録。半妹のプリュス(父ヴィクトワールピサ)もスプリントで結果を残していますので、血統的にはこの路線が向いているのかもしれませんね」(競馬誌ライター)
このジェニアルが競り落とされたセレクトセールの会場には母馬サラフィナの主戦を務めていたC.ルメール騎手も訪れ、『母の面影がある』『ディープインパクトとサラフィナは世界で一番の配合』と興奮気味に語ったと伝えられた。そして、冗談半分ながら騎乗希望も飛び出したそうだ。それほどまでの素質馬がついに開花の時を迎えようとしているのだが、関係者たちからするといささか複雑な気分?
PICK UP
Ranking
11:30更新- C.ルメール「菊花賞でもチャンスがある」前日のミスからガラリ一変…鞍上問題発生もドゥレッツァの再現濃厚か
- 永島まなみ、菊沢一樹で「億超え」から歴代3位の急降下…「空気を読まない」WIN5がファン翻弄!?
- 「44対22」でナムラクレアにチャンス増える?スプリンターズSは横山武史と新コンビ
- ジャスティンミラノ、ジャンタルマンタル不在の菊花賞…底見せていない素質馬に権利取りの期待
- 打倒ダノンデサイルに向けて好メンバー集結!神戸新聞杯の陣営の本音と建て前!昨年10番人気激走サヴォーナの裏話から見えた今年の激走馬とは?
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 岩田康誠「復活のキーマン」はあの調教師!? スリーキングス新馬勝利後の落馬にヒヤリもコンビ結成は急上昇中
- 川田将雅×中内田充正「出走機会4連勝」ローズS無双も本番の秋華賞では…クイーンズウォークに見えた課題
- アーモンドアイに食い下がった「実力馬」の初仔がノーステッキ初陣V!「能力は確かです」母と同舞台で初白星、ラスト一冠の惑星に急浮上?
- 【神戸新聞杯(G2)展望】菊花賞(G1)の王道トライアルで春の実績馬と夏の上がり馬が激突!