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2016.06.16 16:56

宝塚記念でファンを悩ませる「クセ者」2頭……カレンミロティックとステファノスに頭痛が止まらない?
編集部

26日の宝塚記念(G1)。グランプリということもあり、当然ながら「弱い馬」など出走してくるはずもなく、すべての馬にチャンスがある。ただ、その能力を正確に計れない「クセ者」が存在するのも事実だ。
前走天皇賞・春で、13番人気ながらあわやの2着に好走したカレンミロティック。昨年の天皇賞でも3着に入っていることから、京都3200mが得意なのは理解できる。だが、困ったことに一昨年の宝塚記念でも同馬は9番人気で2着に好走しているのだ。
前走内容が評価されたとしても、恐らく大きな人気にはならないだろうカレンミロティック。ただ、前走のようにキタサンブラックが絶妙のペースで逃げれば、もっとも恩恵を受けるのはこの馬。展開次第で、またも馬券圏に残るのではないか、と馬券購入者を悩まされることは間違いないだろう。
ステファノスの取捨にも悩まされるところ。前走鳴尾記念で2着となり、調子を上げてこの舞台に挑んでくるのは間違いないが、「G3で勝てないなら切り」と考えるのが普通だろう。
しかし、昨年の天皇賞・秋で2着に入ったことを忘れてはならない。その前に走った毎日王冠では7着と振るわなったが、10人気まで落とした本番は連対。まるで「死んだふり」でもしていたかのようだ。もちろん、香港でも好走歴があるので実力は十分。陣営が本番を見据えて仕上げたのは間違いないのだが、後の祭りである。
能力はある。それは理解できる。しかし、この2頭を今回の宝塚記念で「軸」にしようという人は決して多くはないだろう。「いつ走るかわからない」2頭だけに、絶大な信頼を置くことは難しいに違いない。
ただ、「いつ走るかわからない」だけに、馬券で抑えねば……と考えさせてしまうあたりが、この2頭の面倒、かつ面白いところでもある。
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