王者ドゥラメンテ、覇権奪還へ意地の先着!各馬が「決戦」へ向け虎視眈々、宝塚記念(G1)1週前追い切り
26日の春のグランプリ宝塚記念(G1)に向け、出走各馬が1週前追い切りを行った。
中でも注目は、サトノクラウンとの豪華併せ馬を敢行した王者ドゥラメンテ。秋の世界戦に向けて負けられない戦いが控えており、最後は僚馬をねじ伏せるように先着を果たした。また、春の天皇賞を制したキタサンブラックも素軽い動きを見せ、順調な調整を披露した。
◇キタサンブラック(牡4歳、栗東・清水厩舎)
前走:天皇賞・春(G1) 1着
栗東Cウッドコース 7F98.1-81.6-65.9-51.5-38.4-12.0秒
前走の天皇賞・春(G1)からG1連勝を狙うキタサンブラックが、黒岩悠騎手(レースは武豊騎手)を背に1週前追い切りを行った。古馬1000万下のワキノヒビキを後ろから追走して、最後は併入している。
「中間も順調に来られています。それが何よりですね。今週は前に目標を置いて、直線でしっかりと併せてやりました。時計は出る馬ですし、いつも通りですね。しっかり負荷は掛かっていると思いますよ」と清水久詞調教師。
◇ドゥラメンテ(牡4歳、美浦・堀厩舎)
前走:ドバイシーマクラシック(G1) 2着
美浦南ウッドコース 5F67.4-52.6-37.1-12.4秒
日本NO.1の座を再び手にするために、そして秋の凱旋門賞遠征のためにも負けられない戦いとなるドゥラメンテが、主戦のM.デムーロ騎手を背に1週前追い切りを行った。僚馬のサトノクラウンと併せ馬を行い、先着してゴール。
「(前走で落鉄して)裸足で走ったダメージが心配でしたが、何ともなかったので宝塚記念を目標に調整することが出来ました。本当に良くなるのは先だと思いますが、心身ともに成長が見られます。終いもしっかりしていましたし、現状での良いパフォーマンスをしてくれるのではないか。手応えはあります」と担当の橋本助手。
◇サトノクラウン(牡4歳、美浦・堀厩舎)
前走:クイーンエリザベス2世C(G1) 12着
美浦南ウッドコース 5F68.2-53.2-37.6-12.6秒
2月の京都記念(G2)で見事復活勝利を挙げたものの、期待された香港遠征はほろ苦い結果に終わったサトノクラウンが、ドゥラメンテと併せ馬で1週前追い切りを行った。「前走は、気性的に止めたところがあったと思います。あれが実力ではありません。この中間は少し緩んだ部分がありましたが、調教を重ねるごとにピリッとしてきました。今日の追い切りで使用したチークピーシズをレースで着けるかどうかは、これから考えていきます」(橋本助手)
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