レインボーライン「検査結果」は? 今後のローテーションと可能性
第157回天皇賞(春)はレインボーラインの勝利。鞍上のゴーサインにも素早く反応し、最後のムチにも呼応する。ステイゴールド産駒は、オルフェーヴルやゴールドシップのように気性が悪くて有名なのだが、5歳になった彼にはレースでそういう姿は見られない。実にジョッキーに従順な競走馬である。
久しぶりの岩田康誠騎手のG1優勝も相まって、レインボーの勝負根性にシビれたファンも多いはず。これから人気が出そうなタイミングなのに、最後の脚の負傷は気になるところだ。
今のところ、右前脚の跛行という軽い症状で報じられているが、念のため水曜日に精密検査を行う予定で、それを待って最終診断とされる模様。なんとか無事に「やはり跛行だけでした」という結果を早く聞きたいものだ。
さて、ここからは、もちろん無事で戻ると信じているので、レインボーラインのローテーションを探ってみたい。このあと彼はどう進むのか?
「今の状態ではハッキリとしませんが、もし無事なら宝塚記念に向かうことが考えられますね。昨年の5着ですか?今年は問題ないでしょう。昨年は岩田騎手がM.デムーロ騎手からスイッチし、1年8カ月ぶりにレインボーに跨って、いわば”テン乗り状態”で感覚が掴めていなかったはずです。レースでは後方にうまくつけて掛かることなく走っていましたが、3〜4コーナーでスピードが上がるとポジションを中団まで押し上げていき、直線も仕掛けが早かったと思います。ですがこれは岩田騎手のミスではなく、11頭立ての頭数と、本来速くて潰れないキタサンブラックがいたことで、仕方がなかったと思いますね。その中で良い脚を使って5着まで持ってきたことを評価すべきです。ましてや、今は手の内に入れてるわけですから、去年のようなレースにはならないのでは」(現場記者)
となると、レインボーラインが出走したら宝塚記念も期待できると?
「可能性は非常に高いですね。もちろん天皇賞のようなゴール前の激しい叩き合いは避けたいところですが、この馬の自在性、最後の末脚を使えば問題ないと思います。ただ、この馬はスタートして置かれてしまうところがあります。ゴールドシップも同じ性質でしたが、もしかしたらステイゴールド産駒の特徴なのかもしれません。スタートはしっかり出てほしいですね。そういえばゴールドシップも宝塚記念勝っていますよね」(同記者)
PICK UP
Ranking
11:30更新- 【阪神JF】リバティアイランド、アスコリピチェーノ、ソダシを超える逸材!? 2歳女王決定戦で買うべき“大物馬主”推奨の2頭
- 武豊「来年が楽しみ」ヤマニンウルス不在でも大健闘…フォーエバーヤング擁する世代レベルの高さも証明
- 武豊「非常識な最高速」でチェルヴィニア置き去り…他馬を凌駕する切れにC.ルメール「ドウデュースと同じ走りは出来ない」
- ドゥラメンテ近親の「元クラシック候補」が反撃の狼煙!ダートのレコードホルダーが芝重賞に再挑戦
- 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
- 【香港C(G1)展望】絶対王者ロマンチックウォリアーVS逆襲の女王リバティアイランド! ダービー馬タスティエーラ完全復活なるか
- ジャパンCでも天皇賞・秋でも下馬評覆す4歳馬の好走…「最弱世代」の汚名返上着々、出遅れて逃げてもダービー馬に先着の逸材が待望の復帰
- ミホノブルボンvsライスシャワー連想させた「100分の1」の攻防!同一馬によるワンツースリーは平地競走史上初
- 【香港マイル(G1)展望】3歳マイル王ジャンタルマンタルが待望の戦線復帰! 悲願達成のソウルラッシュと世界制覇に挑む
- ハーツクライ産駒でも走りはディープインパクト?有馬記念に潜むファンの夢と希望とロマンと甘い罠