GJ > 競馬ニュース > 横山典弘「究極の選択」  > 3ページ目
NEW

JRA横山典弘騎手「究極の選択」でミスパンテールを選んだ背景。ヴィクトリアマイル(G1)最大のキーマンがG1馬アエロリットを”捨てた”裏事情


「アエロリットを管理する菊沢隆徳調教師は横山典騎手の義弟。妹の夫という間柄です。アエロリットだけでなく、看板馬のミッキースワローの大阪杯(G1)や先日の青葉賞(G2)に出走したミッキーポジションなど、ここ一番ではやはり横山典騎手を起用しており、その信頼感は絶大。そう考えると、今回アエロリットを選ばなかったとしても、後々手元に戻ってくる可能性はかなり高いといえます。

逆に昆厩舎は横山典騎手にとって、ようやく根付き始めた関西の貴重なパイプ。すでにエース騎手として起用されるほどの信頼関係ですし、昆調教師は気に入った騎手を重宝する性格。ここでミスパンテールに騎乗することによって、絆はさらに深まるでしょう。

また何よりも大きいのが、昆厩舎が横山典騎手だけでなく、息子の横山武史騎手にも積極的に騎乗依頼を出している点ですね。まだまだ実績のない横山武騎手ですし、父親からすれば、息子の”面倒”まで見てくれている昆調教師には頭が上がらないと思いますよ。いつもは代名詞『ポツン』に代表されるように、破天荒な騎乗が目立つ横山典騎手ですが『昆厩舎の馬に騎乗するときはマジメ』と言う関係者もいますしね」(競馬記者)

 サンケイスポーツの取材に「調整過程の手応えは、日本ダービー(G1)を勝った時よりも上」と、自らの「最高傑作」といえるダービー馬ディープスカイを引き合いに出すほどミスパンテールの出来に手応えを感じている昆調教師。「今回も1着のイメージは持っている」と、いつになく強気な発言が印象的だ。

 果たして、横山典騎手はその期待に応えることができるだろうか。自身のため、そして自らがデビュー前から「アイツは相当なもんになる」と才能を認める自慢の息子のため、今年50歳の節目を迎えた大ベテランが、自身の「究極の選択」が正しかったことを証明する。

JRA横山典弘騎手「究極の選択」でミスパンテールを選んだ背景。ヴィクトリアマイル(G1)最大のキーマンがG1馬アエロリットを”捨てた”裏事情のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

23:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  2. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  3. JRA種牡馬フィエールマン「二軍スタート」の冷遇に疑問の声……実績はコントレイルに次ぐNo.2も問われる「3000m級」G1の価値
  4. JRA調教師の目標は「餌やり」からの卒業!? 競馬界の「影の王」ノーザンファーム外厩大成功に存在意義ズタズタ……
  5. エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
  6. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  7. JRA有馬記念(G1)「伝説の逃走劇」はキタサンブラックでも、ダイワスカーレットでもなく、あの馬!? 前走4馬身圧勝から狙うレジェンドの再現
  8. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  9. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  10. 【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬