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JRA「牝馬二冠」へアーモンドアイ最大の「不安」……能力圧倒的も「出遅れグセ」の奥にある「唯一の弱点」とは


 ノーザンファーム早来の岡厩舎では、数いるロードカナロア産駒の中で、このアーモンドアイが一番いいと評価されていた。わずか2〜3カ月で身体が大きくなり、体重も20〜30キロ増え、身が入る。大抵、こういうタイプの馬は走る馬らしいのだ。

「スピードもあるが、母フサイチパンドラがパワーのある馬だったので、それがうまくMIXされています」(牧場関係者)

 実際に現在のアーモンドアイの馬体は、骨が細いせいか脚が長く細く見えるのだが、母譲りのゴツゴツした筋肉がついており、なおかつ柔らかみあるバネを持ち合わせているのである。幼駒から身が入った馬体は、他の馬とは違う素質を持っていたということか。これは、もう、素質、能力の違いから、アーモンドアイがオークス馬になる可能性が非常に高くなってきた。

「だといいんですが、実はこの馬は蹄に難があるという噂があります」(競馬ライター)

 これは意外な情報だが、どういうことだろうか。

「シンザン記念から間隔をあけて、桜花賞へ直行しましたが、真実は、蹄の調子が悪くて直行せざるを得なかったんです。この馬は、たしか4戦とも出遅れですよね?蹄が悪くて置かれてしまうんじゃないですかね。最後はスピードに乗って上がり最速で追い込めていますから今のところ大きな問題になってませんが、蹄の具合が維持されていないまま長距離のオークスを走ったら、となると……」(競馬ライター)

 たしかに出遅れがひどく、解消されないでいる。その原因が蹄の調子の悪さとなると、もし桜花賞で悪化してる場合、追い込みにも影響が出てしまうかもしれない。また、シンザン記念から桜花賞までは三カ月あった間隔が、今回は一カ月。調整できているだろうか。

「いまのところ中間は調教も終えてますから平気だと思いますが、直前の追い切りに注目ですね。もしここで軽い追い切りしかできてなければ、蹄の具合は悪いかもしれません。あとはパドックや返し馬でもチェック。まぁ、能力はトップ級なんで、蹄が悪化してても勝っちゃうかもしれないですがね」(同ライター)

 たしかに現3歳牝馬の中ではトップであろうが、もともとアーモンドアイは怖がりの性格で、長距離の内側で揉まれたら危険だという噂も聞く。果たして、アーモンドアイは無事にクラシック二冠目を獲得することができるだろうか?直前までアーモンドアイのチェックを怠ってはならない。

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