真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2018.05.24 08:50

M.デムーロ騎手×ディープインパクト産駒「G1未勝利」の怪!? 昨年アドミラブルにはなかった「強運」キタノコマンドールでジンクス解消?
編集部
というのも、ここまでの本賞金が1400万円の本馬は、昨年まであれば日本ダービーに出走することは叶わなかった。実際に今年の3歳牡馬クラシック路線は有力な故障馬も少なく、本賞金1900万円のアイトーンやリョーノテソーロでさえ除外対象となっているからだ。
しかし、今年から皐月賞における日本ダービーの優先出走権が4着から5着まで拡大。皐月賞で5着したキタノコマンドールには優先出走権があるというわけだ。ちなみに6着のグレイルとはハナ差。文字通り「紙一重」での出走となった。
「昨年12月のデビューから、ここまで3戦しか使えていないようにキタノコマンドールは歩様に硬さがある分、疲労が溜まりやすいという弱点があります。ですから皐月賞で6着以下に敗れた場合、普通の馬なら青葉賞などのレースで出走権を確保する方法がありますが、間隔を詰めて使えない本馬の場合は実質的に不可能だったと思います。
そういった意味でも間違いなく『持ってます』し、現時点でそういったわかりやすいストーリーがあるのも如何にも”ダービー向き”という気がしますね。ホープフルSがG1に昇格した昨年は、その門出を祝うように前年の勝ち馬レイデオロがダービーを勝ちましたし、ダービーを勝つには、そういった”流れ”に乗ることが重要なのかもしれません」(競馬記者)
また、キタノコマンドールが皐月賞で記録した上がり3ハロン34.8秒はメンバー最速だったが「流れ」という意味ではこれも大きい。
実は2014年のダービー馬ワンアンドオンリー以降、2015年のドゥラメンテ、2016年のマカヒキと、すべて皐月賞で「上がり最速」記録した馬がダービーを優勝している。昨年にしても上がり1位だったサトノアレスが不出走だったため、上がり2位のレイデオロがそのまま優勝。偶然が重なっただけだろうが、キタノコマンドールにとっては心強いデータだ。
PICK UP
Ranking
17:30更新巷に出回る川田将雅「長距離苦手説」をデータで検証、阪神大賞典(G2)で気になる「13年未勝利」の課題…リーディングジョッキーの意外な過去
皐月賞馬、ダービー馬不在の菊花賞を勝ったのは?
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
- 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
- 【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 「庭先取引」の問題点を一変させたセレクトセール!億超え馬を落札する名物オーナーたちも登場…オープンでフェアな取引に多大な貢献【競馬クロニクル 第63回】
- アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か