GJ > 競馬ニュース > ダービーで「ディープ復権」?
NEW

日本ダービーで「ディープインパクト復権or没落」が決定? セレクトセール「大暴落」までも……

【この記事のキーワード】, ,
日本ダービーで「ディープインパクト復権or没落」が決定? セレクトセール「大暴落」までも......の画像1

 まるでナポレオンの晩年を見ているようだ。

 連戦連勝でヨーロッパ大陸の大半を勢力下に置き、軍人でありながら政治家としても頂点を極めたものの、晩年は結果を出せず歴史の舞台から姿を消した偉大な人物。

 ディープインパクトは現役時代に無敗で三冠馬となり、日本史上最強馬とも呼ばれ、引退後も産駒が国内外で数々のビッグレースを勝利。まさに栄華を誇ったが、産駒が昨年秋から不調なのだ。

 春のG1レースでもヴィクトリアマイルでディープインパクト産駒のジュールポレールが勝利したが、NHKマイルカップはケイアイノーテックが勝利したが、皐月賞は全馬完敗、オークスに至っては期待のサトノワルキューレが敗退し、桜花賞同様に3着以内に入ることすらできずここまで3歳路線は壊滅。

 日本ダービーはダノンプレミアム、キタノコマンドール、ワグネリアンと3頭のディープインパクト産駒が出走を予定しているが、皐月賞馬エポカドーロはオルフェーヴル産駒、ルメールが騎乗するステルヴィオはロードカナロア産駒と新種牡馬の勢いに押されている感がある。

 2011年から2017年まで7年連続で春の3歳G1レースは必ずディープインパクト産駒が勝利しており、仮に週末の日本ダービーでディープインパクト産駒が敗退すれば、その衝撃が与える影響はかなりのものになるだろう。

 ディープインパクトの種付け料は1000万円からスタートし、昨年は3000万円、そして今年は史上最高となる4000万円に達した。誰もが成功を確信しての1000万円アップだけに、その一年目でこの成績を想像したものがいただろうか。3000万円を支払ってディープインパクトに種付けした生産者、昨年に数億円を払ってディープインパクト産駒を購入した馬主。彼らが決して安閑とした気持ちでいられるはずはない。

 そして最も大きな影響を与えると思われるのが、夏に行われる国内最大のサラブレッド競り市であるセレクトセールだ。このセレクトセールでディープインパクト産駒の上場馬は当歳馬と1歳馬を合わせて40頭。そのうち社台グループではない生産者のディープインパクト産駒は13頭。ブランド力がある社台グループ以外は値段が付きにくいという背景からも、この13頭のディープインパクト産駒の評価は伸び悩むものと思われる。

日本ダービーで「ディープインパクト復権or没落」が決定? セレクトセール「大暴落」までも……のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

5:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. JRA「謎の主取り」ディープインパクト産駒「大盛況」も唯一の敗者……セレクトセール「平均2億円」ディープ特需に埋もれた“13番目の男”とは
  2. JRA“6億円馬”ディナシー「セレクトセール最高落札馬は走らない」負の格言代表的存在が繁殖牝馬セールへ
  3. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  4. JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
  5. キタサンブラック産駒を超高価格で落札「謎の購買者」が2年連続で話題に? 昨年の落札馬は「有名オーナー」の名義に
  6. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  7. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  8. 「庭先取引」の問題点を一変させたセレクトセール!億超え馬を落札する名物オーナーたちも登場…オープンでフェアな取引に多大な貢献【競馬クロニクル 第63回】
  9. JRA「6億円」の衝撃から3年、まさかの「名義変更」から2カ月。アドマイヤが“北の大地”で存在感を示す!
  10. JRAも「G1同日開催」を増やすべき? 香港春競馬「大変革」に日本競馬の進化を求める声も……