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JRA福永祐一「ダービー制覇」20年の軌跡。くじけない思いで掴んだ「絆」の勝利

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 途中、惜しかったレースもあった。2007年、14番人気アサクサキングスで逃げ切りを図り、あと少しでウオッカに差されて2着。2009年、朝日杯FS優勝馬・皐月賞3着だったセイウンワンダーが3番人気で出走するも、不良馬場に泣き13着。2012年、皐月賞2着と取りこぼしたワールドエースが巻き返しを期待されて1番人気の支持を受けるも4着敗北。2013年、皐月賞2着で3番人気エピファネイアは追い込むも2着に。2015年、皐月賞2着から巻き返しを図る2番人気リアルスティールは4着。なぜこんなにダービーのゴールが遠いのか、本当にあと一歩のレースが続いていたのだ。

 そして迎えた今回の日本ダービー。ワグネリアン(牡3 栗東・友道康夫調教師)で挑むことになる。前走皐月賞は1番人気だったが、稍重は得意な馬場ではなかった、1枠1番の枠でありながら、スタート直後に福永騎手は、ワグネリアンを下げて外に出す動き。前残り決着になったが、後方から追い込んで勝てるほどの脚はなかった。

 このことで福永騎手は「なぜ前に行かないのか」とファンやマスコミに相当叩かれた。ところが、福永騎手も陣営も悲壮感がなかった、じつは敗因がハッキリしていたのだ。

「じつは、連戦で疲れが少し出ていたワグネリアンの調教方法を陣営が少し変えたんですね。それが裏目に出たようで。これを元に戻してダービーまでに馬体を作り上げていったようです。あと、もう一つは、ワグネリアン自体が精神的に弱く、包まれると揉まれて競馬ではなくなってしまうんですね。そのために福永騎手は、内枠でありながら馬を下げて外に出したということらしいんです」(同記者)

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 明らかに日本ダービーは、皐月賞にくらべて好転していたのだ。

 友道厩舎の仕上げは”メイチ”と言われる究極の馬体で、スタッフからは冗談半分で「祐一さん、今度は頼みますよ、攻めてくださいよ」と言われ、福永騎手も「よし分かった」と答えていたという。

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