真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2018.05.30 08:28

安田記念(G1)スワーヴリチャード「致命的弱点」? 陣営が「マイル未経験」よりも神経質になる「アノ問題」にデムーロ騎手も本腰
編集部
3日に東京競馬場で開催される春のマイル王決定戦・安田記念(G1)は、例年以上のメンバーが集ったことで大きな注目を浴びているが、それも4月の大阪杯(G1)を制して古馬の頂点に立ったスワーヴリチャード(牡4歳、栗東・庄野靖志厩舎)が参戦を表明したことに端を発している。
まさかまさかの”電撃参戦”だった。1番人気に支持された大阪杯で初のG1制覇を飾り、キタサンブラック引退後の古馬王道路線の中心に躍り出たスワーヴリチャード。当初は天皇賞・春(G1)をパスしての宝塚記念(G1)参戦が予定されていたが、急遽春のマイル王決定戦に参戦することが決まった。
その最大の理由は、ここまで4戦2勝2着2回とパーフェクトを誇る「東京コース」を求めてのもの。確かに本馬は左回りで能力全開する典型的なサウスポーであり、右回りの大阪杯勝利はM.デムーロ騎手が、まさかの早め先頭から押し切る「神騎乗」によってもたらされたものだった。
そういった意味で、陣営が安田記念を選択した意図は理解できる。しかし、スワーヴリチャードはマイルで実績がないどころか、1600m以下のレースに出走した経験さえない。いくら得意の東京コースとはいえ、いきなりのマイルG1で勝負になるのだろうか。
ちなみにグレード制が導入されて安田記念がG1になった1984年以降、すべて東京の芝1600mで行われているが、「マイル未経験」で本レースを制したのは1992年のヤマニンゼファーただ1頭のみ。
PICK UP
Ranking
23:30更新「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
【ヴィクトリアマイル(G1)予想】ナミュールから6点で万馬券狙い! マスクトディーヴァは持ちタイムに不安ありで消し! 高速決着に対応できる穴馬で勝負
「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
- 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- JRA出鼻をくじかれた「16億円」の大勝負……。「神の馬」の二の舞だけは避けたい日高に朗報!? 海外からのニュースに関係者も安堵か
- 武豊騎手「パドック意味なし」発言に仰天……馬券購入セオリー「完全否定」のトップ騎手たちが語るパドック必勝法とは
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 「空前の競馬ブーム」巻き起こしたオグリキャップ…ぬいぐるみはバカ売れ、見学ツアーも大人気、「ビジネスチャンス」生かしたオーナーの慧眼【競馬クロニクル 第64回】