GJ > 競馬ニュース > ドゥラメンテ『期待』と『反動』  > 2ページ目
NEW

何故、ドゥラメンテはファン投票6位に甘んじたのか。王者だからこそ課せられる『期待』とその『反動』。分水嶺の決戦を迎えた「日本競馬の総大将」の”謎”を紐解く

【この記事のキーワード】, ,

 そして、人々の関心は直後に正式発表されたドゥラメンテのドバイ遠征に大きく傾いた。さらにその時発表された国際レーティングで「ドゥラメンテが世界1位タイ」という評価を受けたことで、人々の期待に大きく拍車が掛かった。

『今回の中山記念は仕方ない。だが、今回のドバイシーマクラシックでこそ、日本の総大将ドゥラメンテが日本競馬の強さを世界に知らしめてくれるはずだ――』

 マスコミ各社の報道も手伝って、今年のドバイシーマクラシックはすでにドゥラメンテの「一強」状態。日本国内では「勝って当然」という雰囲気で、国際レーティングでドゥラメンテと互角の評価を受けていたポストポンドでさえ、半ば眼中にないような状況だった。

 だからこそ、ドゥラメンテがポストポンドに2馬身差で完敗を喫した際でも、多くのファンが「このポストポンドって誰?」という状況だった。

 ポストポンドに関しては後日の報道によって世界でも強い馬であることが認識され、同時にドゥラメンテ敗戦の”逃げ道”は、落鉄というファンにとって不明瞭なものとなってしまった。

 つまり、この瞬間からドゥラメンテという馬の能力は”期待と不安”という目に見えにくいベールに包まれてしまった。無敵のドゥラメンテは、完全に幻と化してしまった。

『競走馬は蹄鉄が外れると、どの程度不利になるのか』

 近代競馬が始まって150年以上経ち、蹄鉄を履いた競走馬による幾万回のレースが重ねられてきて、ようやく最近、こんな議論が持ち上がるようになった。

 無論、仕方がなかったことは疑いのない事実だが、それでも日本国民が期待を背負ったレースで、落鉄を言い訳にしてしまったドゥラメンテ陣営の過失は重い。

 何故なら、繰り返しになるが落鉄はファンにとって極めて不明瞭な敗因であり、また、これまでの競馬史で、すでに何万頭単位の馬が落鉄して敗れているにも関わらず、今日までこれほど大きく取り上げられることがなかったからだ。

 さらに今年の日本ダービーでも2着馬のサトノダイヤモンドが、落鉄があったことを敗因に挙げ、再び落鉄が大きくクローズアップされる。無論、落鉄自体は仕方のないことであり、それが敗因になること自体に大きな間違いはない。だが、”時期”が悪かった。

 昨年引退した藤田伸二元騎手の「負けて批判されたくなかったら落鉄したと言えばいい」という発言が、事態のすべてを集約しているように思えた。

 そして、迎えた宝塚記念のファン投票。ファンはドゥラメンテに”審判”を与えた。絶対王者の名は「6位」という屈辱的な結果に沈んだ。

何故、ドゥラメンテはファン投票6位に甘んじたのか。王者だからこそ課せられる『期待』とその『反動』。分水嶺の決戦を迎えた「日本競馬の総大将」の”謎”を紐解くのページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

23:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. なぜ春の牝馬限定重賞は荒れるのか、的中のコツは発情!? JRAフィリーズレビュー有力馬「リバーラ・ブトンドール」の扱いは?
  2. 意外に荒れる札幌記念。12年連続万馬券の理由。1番人気12連敗でプログノーシスに危険信号、浮上したのは想定外の穴馬
  3. 戸崎圭太「裏目騎乗」に厳しい声!? 負の連鎖が止まらない…チューリップ賞(G2)ドゥーラも「戦意喪失」
  4. 「これが数日前にダービーを勝った馬か…」幻の馬の幻になったエピソード。「賞金ぜんぶ使ってもいいから、命だけは」オーナーの悲痛な叫びと当時を知る記者の話【競馬クロニクル 第19回】
  5. JRA福永祐一が漏らした「後出し」とマスコミの暗黙のルール。「2年連続10万馬券」フェブラリーS攻略のキーポイントとは
  6. サイレンススズカ級は不在!混戦模様の毎日王冠はローシャムパークでもシックスペンスでもない“まさかの激走穴馬”急浮上!
  7. JRA「女性夜這い記者」の正体はあの「有名番組」レギュラー……以前からあった「悪評」と「女性蔑視」体質
  8. 武豊がフリーアナ・美”馬”玲子と不倫!? その誠実イメージをひっくり返す「オンナ関係」と「遊び人」ぶり
  9. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  10. 「最後の東京重賞だからこそ…」エプソムCは複雑な思惑が絡み合う波乱の一戦。レーベンスティール、ヴェルトライゼンデよりもこの馬、凄腕馬券記者の絶対に買うべき格下穴馬