
7冠牝馬ジェンティルドンナ待望の全妹に「超大物」の気配あり。小柄なディープ牝馬が連勝中のオークスに”新星”誕生か

桜花賞2着のシンハライトがオークス馬に、牡馬路線に至ってはマカヒキ、サトノダイヤモンド、ディーマジェスティという1着から3着までの順番が入れ替わっただけ。
つまり、この春の3歳クラシックは牝牡ともに「ディープインパクト産駒」から馬券を買っていれば何の問題もなかったということだ。
2012年から昨年まで4年連続のリーディングサイアー。それも収得賞金に対する、産駒1頭辺りの収得賞金の比率を表したアーニングインデックス(AI)も2点代後半と、200頭以上産駒が走っている種牡馬としては、文句の付けようがない成績である。
それも未だ毎年のように獲得総賞金額を上積みしており、その勢いは留まることを知らないディープインパクト。まさに引退しても、無敵のスーパーホースだ。
そして、そんなディープインパクトの最高傑作が、2012年の牝馬三冠を始めG1を7勝したジェンティルドンナだ。
今年のダービー馬マカヒキを始め、数々の名馬を輩出しているディープインパクトだけあって「最高傑作」という表現には異論が多々あるだろう。だが、こと「獲得賞金額」に限っては、ジェンティルドンナが、2位のショウナンパンドラにダブルスコアをつける断トツの1位なので、あながち間違いでもないはずだ。
だが、その後に大きな期待を背負ってデビューしたジェンティルドンナの兄弟たちが、ことごとくコケている。それも1勝できるか否かという大ゴケだ。
その内2頭は父がディープインパクトではないので、まだ言い訳は効く。しかし、昨年の2月にデビューしたレゲンデは、ジェンティルドンナと同じディープインパクト産駒。
待望のディープ牡馬に大きな期待が集まり、レゲンデもデビュー戦を快勝。だが、勝てばダービー出走も視野に入ってくる2走目の500万下で6着に惨敗。それ以降、1年以上音沙汰なしという状況だ。
ジェンティルドンナの母ドナブリーニはイギリスでG1を勝つほどの名牝。しかし、その類稀なる能力を受け継いだのは、何故か牝馬のみ。ジェンティルドンナと全姉でマイル重賞を2勝したドナウブルーだけが活躍し、一方の牡馬は何故か結果が残っていない。まさしく”女帝の一族”である。
だが今年、ようやく待望のドナブリーニの牝馬「ベルダム」がデビューの時を迎えようとしている。
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