
JRA川田将雅騎手「ドン詰まり」でペルシアンナイト撃沈……安田記念(G1)勝ったC.ルメール騎手との「デムーロ信者ぶり」で明暗?

一方、道中でモズアスコットのすぐ前にいたペルシアンナイトにも、その”選択肢”はあった。しかし、川田騎手が選んだのは10番人気のキャンベルジュニアと11番人気のウエスタンエクスプレスの直後……結果的に、この選択がレースの明暗をわけた。
「スタートでやや出負けして、それを取り返そうと押していった分、少し折り合いを欠いていたことも敗因の1つだと思います。仮に、ペルシアンナイトがモズアスコットの進路を選んでいたとしても、勝てたかどうかはわかりません。ですが、少なくとも馬券圏内はあってもよかった気がするだけに惜しい競馬でした。
川田騎手からすれば、1番人気のダノンプレミアムで挑んだ先週の日本ダービーでも、最後の直線で前が塞がる不利。気の毒な結果が続いています」(同)
高松宮記念(G1)をファインニードルで勝って、幸先良く春競馬を迎えた際は、その騎乗予定馬の豪華ラインナップから「川田の春になる」という声も聞かれた。
実際に大阪杯(G1)2番人気のアルアインや、桜花賞(G1)3番人気のリリーノーブルなどチャンスのある馬に騎乗したが、結局その後G1未勝利……大将格のダノンプレミアムが皐月賞(G1)を回避するなど不幸な面は否めないが、それでもやや物足りない結果となってしまった。
しかし、現在リーディングで”デムルメ”に続く3位と日本人首位を走っている通り、川田騎手が指折りの実力者であることは述べるまでもない。今回のレースでも、結果こそ奮わなかったが「申し訳ない競馬になり、すみませんでした」と素直に謝っているところを支持するファンの声も大きい。
春競馬を締めくくる宝塚記念(G1)では現在これといった騎乗馬がおらず、このまま”終戦”の可能性もある川田騎手。ペルシアンナイトの動向も含め、リベンジの機会が訪れてほしいところだが……。
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