JRA川田将雅騎手「ドン詰まり」でペルシアンナイト撃沈……安田記念(G1)勝ったC.ルメール騎手との「デムーロ信者ぶり」で明暗?
「道」が開かれることはなかった。
3日に東京競馬場で開催された安田記念(G1)は、C.ルメール騎乗のモズアスコットが優勝。当初、除外対象であった影響で連闘での参戦となったが、このレースを「日本一勝ちたい」と公言する矢作芳人厩舎の執念が、9番人気の低評価を覆す勝利を呼び込んだ。
レース後に「スタートして400mのところでぶつけてしまい、ポジションを探しました」とルメール騎手が話した通り、コーナー入り口に馬群が殺到した影響でポジションを下げる難しい展開。しかし、腹を括って中団やや後方で折り合うと、1番人気のスワーヴリチャードが抜け出した進路を通って鮮やかに突き抜けた。
まさに鞍上の冷静な判断力が光ったレース。だが、その一方で抜群の手応えで最後の直線に向きながらも「道」を見つけることができなかったのが、ペルシアンナイトの川田将雅騎手だった。
昨秋のマイルCS(G1)の覇者として、2番人気に支持されたペルシアンナイト。勝ったモズアスコットのすぐ外側で最後の直線を迎えたが、広い東京の直線の中で一番狭いところを選んでしまった。
まさに「前が壁」といった状況となり進路がまったく開かないまま、結局まともな競馬ができたのはラスト100m程度……直線を向いた際の手応えは決して悪くなかったが、掲示板にさえ載れない6着に終わってしまった。これには川田騎手も「直線で道を作ることが出来ず申し訳ない競馬になりました。すみませんでした」と肩を落とす他なったようだ。
「ペルシアンナイトにとってはもったいない競馬になってしまいました。特に対照的だったのが、最後の直線で同じような位置にいたモズアスコットとの比較ですね。
ルメール騎手がレース後に『前にスワーヴリチャードを見て、直線でマークしました』と話していた通り、モズアスコットの最大の勝因はある意味、ルメール騎手のスワーヴリチャードとM.デムーロ騎手に対する”信頼感”だったと思います。ルメール騎手も『このコンビなら、必ず抜け出す進路を作ってくれるはず』と信じていたのではないでしょうか」(競馬記者)
PICK UP
Ranking
17:30更新- J.モレイラ「出禁回避」へ負けられない戦い! 桜花賞馬ステレンボッシュは「騎乗不可」、日本ダービーでも悩ましい選択?
- JRA「理由なき」単勝115.9倍の皐月賞(G1)勝利に呆然……ナリタブライアンのレコードを塗り替えたのは、約110億円分を一瞬で「紙クズ」にしたお騒がせホース
- 【日本ダービー】「力があるね」「大したもん」田原成貴氏&安藤勝己氏も高評価!打倒ジャスティンミラノに「最大の惑星」が名乗り
- C.ルメールが「過怠金」横山典弘が「騎乗停止」に賛否両論!? 覚悟の突撃と不可抗力…JRAの一貫した判断とは
- 35年ぶりのJRA最多勝記録更新も視野!? 川田将雅に匹敵する3着以内率62.2%…今「最も信頼できる騎手」森一馬が凄い!
- 田原成貴「頭がお花畑」安藤勝己「最悪の負け方」元JRA騎手の大物が酷評…大一番で弱点露呈のシュトラウス、有馬記念のT.マーカンドに不安の声?
- ナミュール、マスクトディーヴァは大丈夫?高速馬場の「カラクリ」に要注意…歴代最高「2070万馬券」の大波乱はなぜ起きた【ヴィクトリアマイル】
- テーオーロイヤル、ドゥレッツァの骨折も無関係ではない!? タイムトライアルのような京都の高速馬場…宝塚記念前の「怪時計連発」に懸念の声
- 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 【NHKマイルC】アスコリピチェーノ主戦を背に追い切りも【日本ダービー】武豊がキタサンブラック弟と挑む最多7勝目【週末GJ人気記事ぶった斬り!】
- J.モレイラ、日本ダービー「本命」はレガレイラを破った4.5億円ホース!? 皐月賞2着コスモキュランダ乗り替わり発表から、鮮やかな優駿切符ゲット!