GJ > 競馬ニュース > 武豊×トリオンフ  > 2ページ目
NEW

武豊トリオンフ、小倉記念(G3)勝利の「秘策」? 過去結果から明らかな「性質」

【この記事のキーワード】, ,
武豊トリオンフ、小倉記念(G3)勝利の「秘策」? 過去結果から明らかな「性質」の画像2

 トリオンフは次のレースに新潟大賞典(G3、ハンデ、2000メートル)を選択。このレースは全く流れず1000メートル通過は1分2秒3の超スロー。スズカデヴィアスが上がり3F32.8の脚で鋭く差し切った。

 このレースでトリオンフは3~5番手を追走。直線に向くと各馬が追われだす。ところがトリオンフは追われても伸びているように見えない。位置的にかなり下がってしまうが、最後は猛然と伸びてきて4着(上がり3Fは33.0)。

 寿ステークス、小倉大賞典と新潟大賞典を比べるとトリオンフの脚質は明らかだ。ペースが流れ上がりのかかるタフな競馬で、前目からの押し切りが得意なのだ。こうなればじわじわと長い脚を使える。ペースがスローになって瞬発力勝負になってしまうと反応できない脆さが出てしまう。

 前走の鳴尾記念(G3、別定、2000メートル)もタフなレースだった。マルターズアポジーの逃げで、1000メートル通過は58秒2。勝負どころでルメール騎手机上のトリオンフが外を選択し2着、デムーロ騎手ストロングタイタンが内を選択し1着。さらに、デムーロ騎手はルメール騎手よりも追い出しを我慢。これが勝ち負けにつながっており、2頭にそれほどの実力差はないだろう。

 さて問題は小倉記念。例年、タイムは1分57秒台から58秒台とかなり高速。ただし、優勝馬の上がり3Fは34秒台から35秒台とかなりかかる。1角までの直線が472メートルと長いので、1800メートル戦よりもさらにレースが流れやすい。

 小倉大賞典を制したトリオンフにとって、さらに好走できる条件が揃ったことになる。ところが今年のメンバーは少頭数のうえ、逃げ馬がいない。先行策を得意とするのはトリオンフ以外ではマウントゴールドくらいだ。

 しかし、トリオンフにとってとにもかくにもレースが流れないのはまずい。そのことは武豊騎手自身もよくわかっているはずだ。この小倉記念、トリオンフにとって最善の策は武豊騎手の逃げなのではないだろうか。

武豊トリオンフ、小倉記念(G3)勝利の「秘策」? 過去結果から明らかな「性質」のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

5:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  2. 【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
  3. 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
  4. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  5. エリザベス女王杯「単勝430.6倍」大激走に19歳ジョッキーも「本当に信じられません」。 武豊1番人気がまさかの結末で生まれたJRA・G1最高配当【競馬クロニクル 第30回】
  6. 「死活問題」発生に競馬YouTuberが絶滅の危機!? 突然の動画削除にファンも動揺…… チャンネル配信者らに何が起こったのか
  7. JRA調教師の目標は「餌やり」からの卒業!? 競馬界の「影の王」ノーザンファーム外厩大成功に存在意義ズタズタ……
  8. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  9. 四位洋文騎手が「トラウマ」嘆く……武豊騎手も不快感を露にした昨年「マイルCS」ディサイファの悲劇
  10. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?