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JRA札幌記念(G2)サングレーザー「最強モーリス」を追い詰めた秘策アリ!? 福永祐一×浅見厩舎なら「昨年のエアスピネル」にあらず

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 ただ、逆に昨年のエアスピネルと同じようにマイラーとしての実績がありながら、2000mの札幌記念で思わぬ好走をした馬もいる。一昨年の3着だったレインボーラインだ。

 今年の天皇賞・春(G1)で初G1制覇を飾ったものの、故障によって引退を余儀なくされたレインボーラインだが、3歳夏の時点ではアーリントンC(G3)勝ちにNHKマイルC(G1)でも3着、逆に日本ダービー(G1)では8着に惨敗している通り、額面上は紛れもないマイラーだった。

 しかし、札幌記念では上がり最速タイの末脚で、当時の現役最強馬モーリスとクビ差の接戦を演じる3着。さらに菊花賞でも9番人気の低評価を覆しての2着と、距離延長によってますます本領を発揮している。

「実はこのレインボーラインが、サングレーザーと同じ浅見厩舎の管理馬。さらにレインボーラインの当時の主戦も、サングレーザーと同じ福永祐一騎手でした。一昨年の良いイメージは当然残っているでしょうし、実績があるだけに不気味なコンビだと思います。

この秋の大目標は、昨年3着だったマイルCSになると思いますが、ここで結果を出すようなら天皇賞・秋(G1)などの選択肢も広がります。今年のマイラーズCのように休み明けから走れる馬だけに、チャンスはあると思いますね」(競馬ライター)

 実際に福永騎手は一昨年の札幌記念の後、レインボーラインの激走を称えながら「この馬が変わるキッカケになるレースになるかもしれません」と、距離延長による今後の活躍を予期していた。

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