GJ > 競馬ニュース > 「疑惑」のJBCレディス  > 2ページ目
NEW

武豊を「激怒」させた地方騎手が心中を吐露……交流G1完全制覇を阻まれた「疑惑」のJBCレディスクラシック(G1)を振り返る

【この記事のキーワード】, ,

「中央競馬のファンにとっては、あまり馴染みのない大井所属の真島騎手によるアクシデントであり、被害を受けたのが競馬界を代表する武豊騎手ということで、普段の審議以上に様々な議論を集めました。

武豊騎手もレース直後は、さすがに怒り心頭だったとか……。その後、自らの公式HPで『そもそも降着制度って、今回のケースのような1対1の有利不利を救済するためのものではなかったのでしょうか』とルールに疑問を投げかけており、地方勢にとっては確かに歴史的な1勝でしたが、後味の悪い一戦になってしまいました」(競馬記者)

 あれから約10カ月、渦中にいたララベルの主戦・真島騎手が『netkeiba.com』の連載企画『俺たちTCKジョッキーズ』に出演。大きな議論を巻き起こした昨年のJBCレディスクラシックについて心中を吐露している。

 真島騎手は、当時を振り返って「自分のせいで後味がちょっと悪くなってしまいました。気持ちが強すぎて、一心不乱というか周りが見えなくなって追っていました。勝ったことは良かったんですが、人に迷惑をかけてしまい、関係者の方には申し訳ない気持ちです」と謝罪。自らに非があることを深く反省しているようだ。

 大井を始めとする地方競馬最大の激戦区・南関東で主に騎乗し、今年にも通算2000勝に到達することが濃厚な真島騎手。TCK初の実質的なフリーに転向するなど、今や南関東を代表する騎手の一人である。

 しかし、そんな大井の名手にとっても、ララベルは「この馬だけは、本当に言葉に表せない。人生のパートナーとして挙げてもいいくらい」「ララベルに乗っていなかったら、自分はこれだけの勝利数を挙げていなかった」と述べるほど、特別な存在だったようだ。

 それは管理する荒山調教師ら陣営も同じだったようで、能力試験の時から「この馬で大きい所を獲りたいですね。後々JRAとやれれば……」と大きな夢を抱いていたという。だからこそ、「それ」が実現するか否かという瀬戸際で「一心不乱というか周りが見えなくなった」ということなのだろう。

武豊を「激怒」させた地方騎手が心中を吐露……交流G1完全制覇を阻まれた「疑惑」のJBCレディスクラシック(G1)を振り返るのページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

5:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. ジャパンCはノーザンファームに逆らうな?武豊×ドウデュース、ルメール×チェルヴィニア、さらに社台グループの意外な隠し玉が出走?
  2. 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
  3. クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
  4. C.スミヨン騎手「サンデーが拒否」原因はC.ルメール騎手? ドバイターフ(G1)リアルスティール「鞍上ドタバタ劇」の裏事情
  5. ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
  6. 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
  7. 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
  8. 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
  9. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  10. エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは