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JRA2歳女王ラッキーライラック「秋全休」の可能性浮上……「最強女王」アーモンドアイと対決を前に高まる慎重論

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 ラッキーライラックは、昨年の阪神ジュベナイルF(G1)で2歳女王に輝き、石橋騎手に5年ぶり2勝目のG1勝利をもたらしてくれた相棒。この春の桜花賞(G1)でも単勝1.8倍に推され、一時は凱旋門賞(仏G1)出走プランが上るなど、主戦騎手にとっても飛躍の象徴的な存在だ。

 そんなラッキーライラックだが、春のクラシックでは2着、3着と新女王アーモンドアイの前に完敗。雪辱を期してラスト1冠となる秋華賞に向けて調整されていたのだが、右後肢の球節部の腫れで予定されていたローズS(G2)を回避……雲行きが怪しくなっている。

「症状自体はそれほど重いものではなさそうですが、慎重な調整を続けている内に、状態面がかなり落ち込んでいるとか。現在の馬体重は530kgを超えているらしく、492kgだったオークス(G1)から約40kgも増えています。成長分を見込んでも、万全の状態に仕上げるにはそれなりの時間が掛かりそうです。

もちろん、間に合う可能性もあると思います。ただ、最大のライバルとなるアーモンドアイは何年かに一度の最強レベルで、ブエナビスタやジェンティルドンナといった名牝と比較される存在。ラッキーライラックといえど、強行軍でなんとかなる相手ではないと思います。

そして何よりも、アーモンドアイが所属するシルクレーシングは、本馬のサンデーレーシングと同じ社台系クラブ。そこまで無理をして競合する相手ではありませんし、ラッキーライラック陣営が大事をとる可能性もあるのではないでしょうか」(同)

 すでにネット上の競馬ファンからも「秋は見送っても良さそう」「秋華賞に固執する必要はないのでは」「将来性のある馬だから、無理だけはしないでほしい」と、自重を望む声が高まっている。

 ここまで6戦4勝2着1回3着1回と安定した成績を残すなど、高い将来性を感じさせる存在だけに、慎重な決断が望まれるのも当然だ。

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