真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2018.09.03 08:56

JRA「新時代」は”変則ローテ”が主流!? 新潟記念(G3)圧勝ブラストワンピース菊花賞直行も「これこそが王道」である理由
編集部
世代屈指の「大器」が、その片鱗を豪快に見せつけた。
2日に行われた新潟記念(G3)は、1番人気の3歳馬ブラストワンピース(牡3歳、美浦・大竹正博厩舎)が圧勝。日本ダービー(G1)で2番人気に支持された大器が、単勝1.8倍の圧倒的な支持に応えた。
初の古馬相手でも力が違った。13頭立てで行われたレースで、ブラストワンピースは最後の直線を迎えてほぼ最後方。だが、そこから大外に持ち出されると圧巻の末脚。主戦の池添謙一騎手が「ゴール前はノーステッキでした」と振り返った通り、余裕の手応えでライバルを豪快に飲み込んだ。
「秋に向けてしっかり結果を出そうと思って乗った。ゲートで少しガタガタするが、道中はいい形で走ってくれた。ダービーのときより落ち着きがあって精神的に成長していた。ダービーで悔しい思いをしたので、菊花賞は勝ちたい」
レース後、主戦騎手がそう語った通り、秋の大目標は菊花賞(G1)。このままセントライト記念(G2)や神戸新聞杯(G2)といった王道トライアルを挟まず、ラスト1冠に直行する「異例のローテーション」でいく構えだ。
それにしても近年は競馬のセオリーとなる王道トライアルを使わずに、本番へ挑んで活躍するケースが増えている。
例えば、昨年の皐月賞(G1)にしても勝ったアルアインは、1999年のテイエムオペラオー以来、18年ぶりの毎日杯(G3)1着からの制覇。2着のペルシアンナイトもアーリントンC(G3)からという「変則ローテ」だった。
PICK UP
Ranking
11:30更新【ヴィクトリアマイル(G1)予想】ナミュールから6点で万馬券狙い! マスクトディーヴァは持ちタイムに不安ありで消し! 高速決着に対応できる穴馬で勝負
「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
- 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 「空前の競馬ブーム」巻き起こしたオグリキャップ…ぬいぐるみはバカ売れ、見学ツアーも大人気、「ビジネスチャンス」生かしたオーナーの慧眼【競馬クロニクル 第64回】
- JRA出鼻をくじかれた「16億円」の大勝負……。「神の馬」の二の舞だけは避けたい日高に朗報!? 海外からのニュースに関係者も安堵か
- 武豊騎手「パドック意味なし」発言に仰天……馬券購入セオリー「完全否定」のトップ騎手たちが語るパドック必勝法とは