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JRA福永祐一「代役」はオーナーも信頼するあの騎手? 神戸新聞杯(G2)ワグネリアンを襲った「1/570の悲劇」に関係者も痛恨

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「話を聞いた際は『まさか』と思いましたね。もちろんどの馬が亡くなっても悲劇には違いないんですが、よりによって今年のダービー馬の母親とは……。

ノーザンファームの関係者も『本当に残念な結果となってしまいました』と話していましたし、ワグネリアンを管理する友道調教師も『(オーナーの)金子さんの馬が1頭亡くなったとは聞いていたけど……』と驚きを隠せない様子でした。

ミスアンコールは競走馬としては1勝止まりでしたが、母が切れ者として活躍したブロードアピールということもあって、現役時代から人気のある馬でした。引退してからも金子さんが所有し、一番仔からディープインパクトを付けるなど大変期待されていたんですが……」(競馬記者)

 ミスアンコールは初仔のテンダリーヴォイスがフェアリーS(G3)で3着するなど、いきなり活躍。4番仔のワグネリアンで、ついに名繁殖牝馬の仲間入りを果たした矢先での訃報となった。

 したがってワグネリアンの神戸新聞杯は、ミスアンコールの弔い合戦の様相を呈している。なんとしても約「1/570」という悲劇に遭ってしまった亡き母に捧げる勝利を届けたいところだが、今度は主戦騎手に悲劇が降りかかった。

 福永騎手は、16日の阪神競馬で落馬負傷。当初はワグネリアンに騎乗する見込みだったが18日、今週以降の騎乗を見合わせる旨を発表した。一転して、ダービー馬の始動戦の鞍上は「空白」となっている。

「症状が軽めだったため福永騎手も乗る気でしたし、友道調教師も『代役を探すつもりはない』と話していただけに残念な結果となりました。

神戸新聞杯の”本命馬”に騎乗するとあって、できる限り優れた騎手にお任せしたいところですが、この日は中山でもオールカマー(G2)がありますからね。リーディング上位の騎手は難しいかもしれません」(同)

 記者が話す通り、今年は神戸新聞杯だけでなく、オールカマーにも昨年のダービー馬レイデオロなどのトップクラスが集結。充実したメンバー構成になっている分、当然ながら有力騎手も埋まっている状況だ。

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