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JRA「世代No.1」復帰? シーザリオの仔サートゥルナーリアが「確勝」の2戦目へ

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 2歳世代の「主役」となりうる逸材が今週末に復帰を果たす。

 今週末、期待の良血馬サートゥルナーリア(牡2歳、栗東・中竹和也厩舎)が萩Sに出走を予定。鞍上は前走同様、M.デムーロ騎手が務めるとみられている。

 サートゥルナーリアは日米オークス馬シーザリオの9番仔。父がロードカナロアに替わり、デビュー前から素質だけならば、菊花賞、ジャパンCを勝ったエピファネイア、2歳王者リオンディーズらに勝るとも劣らないと評価されていた。

 その評判に応えるように6月10日に迎えたデビュー戦で単勝1.1倍に推されたサートゥルナーリアは好位で進み、最後の直線で抜け出すとそのままノーステッキで完勝。鞍上のデムーロ騎手も「力が全然違ったね。将来性は高いよ」とその才能を絶賛していた。

 次走には札幌2歳S(G3)が予定され、そのままクラシック制覇に向けて突き進むかと思われていたが、アクシデント発生。左前球節などの疲れが出たとしてキャロットファームのホームページで回避することが発表された。

 シーザリオの仔たちは図抜けた才能を秘めた馬が多いものの、故障がちであることでも知られている。これまで第1仔は1戦して登録抹消され、第2仔は蹄葉炎で死去。3番子のエピファネイアはG1競走を制するなど活躍したものの最後は故障でターフを去り、2歳王者に輝いていたリオンディーズも屈腱炎を患い3歳秋で惜しまれつつ引退している。

「兄、姉たちの悲劇があったたため、回避が発表された後、サートゥルナーリアも同様の道を辿るのではないかとの憶測がネット上を駆け巡りました。ですが、早期に発見できたこともあり、無事に回復できたようですね。復帰戦で元気な姿をファンに見せてもらいたいです」(競馬誌ライター)

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