GJ > 競馬ニュース > ルヴォルグの性能  > 2ページ目
NEW

JRA「新勢力」筆頭ルヴォルグの性能をルメールも絶賛!「ワラウカド」の笑い止まらず?

【この記事のキーワード】, ,

 同馬は父ディープインパクトと米国産の母キトゥンカブードルの間に生まれた初仔。後に一口馬主クラブのフクキタルにおいて、7,000万円で募集された。6戦1勝と目立った活躍はしていない母だったが、初年度産駒から4馬身差千切って新馬戦を圧勝する子供を輩出した。ワラウカドにとって僅か創設2年目にして、牡馬クラシック候補の誕生だ。

 また、同レースでは同じワラウカド所属のジャスタウェイ産駒、イッツマイウェイも4着と健闘した。非ノーザンファーム系クラブのワラウカドだが、さすが良血繁殖牝馬を有するパカパカファームを母体としたクラブ。少数精鋭ながらも募集馬の資質はかなりのものだ。

 ルヴォルグは、2016年2月24日生まれの北海道新冠町にあるパカパカファームの生産馬。その牧場を率いるのは獣医学の博士号も持つ、アイルランド出身のハリー・スウィーニィ氏。

 欧州を中心に獣医師・競走馬育成に従事していたハリー・スウィーニィ氏は、1990年に大樹ファームに招かれて日本に来日した。その後、牧場長や個人トレーダーを経て、苦労の末、2001年にパカパカファームを開場する。

 当時、外国人による農地収得、JRA馬主資格などの難題を、”日本でサラブレッドを生産をしたい”というその情熱から、少しずつクリアーしていき、ついには昨年、一口馬主クラブ、ワラウカドを発足するまでに至った。現在はダーレー・ジャパン・ファームの代表も兼任している。

 そんなハリー・スウィーニィ氏が率いるパカパカファームは、2004年からJRAに生産馬を送り出し、4年目の2007年にはNHKマイルC勝ちのピンクカメオ、7年目の2012年にはダービー馬ディープブリランテを、10年目の2015年にはNHKマイルC勝ちのクラリティスカイと、開場わずか10数年の間にG1で勝負できる活躍馬を世に送り出している気鋭の新興牧場である。

 今年の5月には「パカパカファームは今年についてはワラウカドへの競走馬の提供を最優先としセレクトセール及びセレクションセールには参加しない」と語っていることからも、ハリー・スウィーニィ氏は、一口馬主クラブのフクキタルに注力を注ぐようだ。

JRA「新勢力」筆頭ルヴォルグの性能をルメールも絶賛!「ワラウカド」の笑い止まらず?のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. ジャパンCはノーザンファームに逆らうな?武豊×ドウデュース、ルメール×チェルヴィニア、さらに社台グループの意外な隠し玉が出走?
  2. クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
  3. 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
  4. ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
  5. C.スミヨン騎手「サンデーが拒否」原因はC.ルメール騎手? ドバイターフ(G1)リアルスティール「鞍上ドタバタ劇」の裏事情
  6. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  7. 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
  8. 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
  9. エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
  10. 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!