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2018.10.30 08:42
JRA「新勢力」筆頭ルヴォルグの性能をルメールも絶賛!「ワラウカド」の笑い止まらず?
編集部
同馬は父ディープインパクトと米国産の母キトゥンカブードルの間に生まれた初仔。後に一口馬主クラブのフクキタルにおいて、7,000万円で募集された。6戦1勝と目立った活躍はしていない母だったが、初年度産駒から4馬身差千切って新馬戦を圧勝する子供を輩出した。ワラウカドにとって僅か創設2年目にして、牡馬クラシック候補の誕生だ。
また、同レースでは同じワラウカド所属のジャスタウェイ産駒、イッツマイウェイも4着と健闘した。非ノーザンファーム系クラブのワラウカドだが、さすが良血繁殖牝馬を有するパカパカファームを母体としたクラブ。少数精鋭ながらも募集馬の資質はかなりのものだ。
ルヴォルグは、2016年2月24日生まれの北海道新冠町にあるパカパカファームの生産馬。その牧場を率いるのは獣医学の博士号も持つ、アイルランド出身のハリー・スウィーニィ氏。
欧州を中心に獣医師・競走馬育成に従事していたハリー・スウィーニィ氏は、1990年に大樹ファームに招かれて日本に来日した。その後、牧場長や個人トレーダーを経て、苦労の末、2001年にパカパカファームを開場する。
当時、外国人による農地収得、JRA馬主資格などの難題を、”日本でサラブレッドを生産をしたい”というその情熱から、少しずつクリアーしていき、ついには昨年、一口馬主クラブ、ワラウカドを発足するまでに至った。現在はダーレー・ジャパン・ファームの代表も兼任している。
そんなハリー・スウィーニィ氏が率いるパカパカファームは、2004年からJRAに生産馬を送り出し、4年目の2007年にはNHKマイルC勝ちのピンクカメオ、7年目の2012年にはダービー馬ディープブリランテを、10年目の2015年にはNHKマイルC勝ちのクラリティスカイと、開場わずか10数年の間にG1で勝負できる活躍馬を世に送り出している気鋭の新興牧場である。
今年の5月には「パカパカファームは今年についてはワラウカドへの競走馬の提供を最優先としセレクトセール及びセレクションセールには参加しない」と語っていることからも、ハリー・スウィーニィ氏は、一口馬主クラブのフクキタルに注力を注ぐようだ。
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