JRA「沈みがち」テイエムジンソクの再起は!? JBCクラシックがラストチャンスか

4日のJBCデーのメインレースJBCクラシック(Jpn1、ダート1900m)。G1・2勝のケイティブレイブやフェブラリーSの覇者ノンコノユメ、素質十分のオメガパフュームなど、楽しみなメンバーが顔を揃えた。そしてこの1戦で復活が期待されているのが、テイエムジンソク(牡6歳、栗東・木原一良厩舎)だ。
勝ち味に遅かったテイエムジンソク。だが、昨年の夏に現在も主戦を務める古川吉洋騎手とコンビを結成後、怒涛の3連勝を達成。その後もみやこS(G3)でエピカリスらを抑えて重賞初制覇を果たすと、続くチャンピオンズカップ(G1)では勝ち馬ゴールドドリームにクビ差まで迫る激走。翌年以降の活躍に期待を抱かせた。
そして今年の始動戦となった東海S(G2)でも、危なげなく重賞2勝目をゲット。悲願のG1競走制覇に向けて絶好のスタートを切ったように思えたテイエムジンソクだったが、快進撃もここまで。2番人気に支持されたフェブラリーSでは12着と惨敗し、平安S(G3)、帝王賞競走(G1)では2戦連続で6着と、いままでの走りが嘘のように凡走を繰り返していた。
「前々走の帝王賞では果敢にハナを奪ったものの、1000m通過タイムが59.9秒。大井のダートは中央より『重い』ということを考えれば、これはハイペースというよりも暴走に近いです。結局、直線に入ったところで後続に交わされ敗戦。このように前に出ようとするあまり自滅するというのがテイエムジンソクの最近の負けパターンになっていました。
ですが、休養明けとなった前走の日本テレビ盃(G2)では4着と久しぶりに掲示板に載っています。競ってくる馬がいなかったこともありますが、ハナを奪いつつも自分のペースで走り切ることができていたようにも思えました。結果こそ4着とあまり奮いませんでしたが、鞍上の古川騎手も『いいときに戻りつつある』とコメントしていますし、見失っていた”自分の競馬”を取り戻しつつあるのではないでしょうか?」(競馬記者)
PICK UP
Ranking
11:30更新
横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
JRA「強制卒業」させられたリーディング下位騎手のフリー化が続々、内輪揉めや騎乗馬の確保を心配する声も…「誰も得をしなかった」介入とは
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- JRA北村友一騎手「しがらき巡礼」で小倉リーディング!? “モレイラ旋風”吹き荒れる中、秋競馬は「中堅騎手」が高配当の使者になる?
- 【朝日杯FS】「勝ち馬は強かった」ジャンタルマンタル降板の元主戦は16着大敗もかつての相棒を称賛。もう1頭の「大物」と暮れの中山で鬱憤晴らしへ
- JRA荻野極と横山武史が「誤爆」で一触即発!?「ふざけんな!ナメてんのか!」1番人気大敗の腹いせにタオル投げるも……
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
















