阪神JF「JRA美浦情報」武豊シェーングランツに藤沢師もメロメロ? 一発を狙う伏兵の「思惑」も
今週末に開催される第70回阪神ジュベナイルフィリーズ(G1・芝1600m)。今年も来年のクラシックを目指す素質あふれる若駒たちが集結した。この1戦を制するべく、美浦の各陣営は日夜、出走馬の馬体調整に余念がない。そんな慌ただしい日々を送る『美浦』の関係者たちより届けられた【有力情報】の中からピックアップした、注目すべき出走馬をご紹介しよう。
まずは、軸にする人も多いと思われるシェーングランツ(藤沢和雄厩舎)だ。
昨年のオークス馬・ソウルスターリングの半妹であるシェーングランツ。デビュー当初から注目を集め、新馬戦では1番人気に支持されていたものの、5着と期待を裏切る結果に終わってしまう。
だが、続く未勝利戦では2着に5馬身差をつけての圧勝。実力の一端を見せ、アルテミスS(G3)を迎えた。スタートでやや出遅れたシェーングランツだが、鞍上の武豊騎手は慌てることなく後方で脚をためる。そして、最後の直線で外に出されると上がり最速33.8秒の末脚を繰り出し、ライバルたちをごぼう抜き。改めてクラシックの有力馬として注目された。
「5月にトレセンに入厩してから、初戦2戦目は札幌競馬場、そして3戦目は東京競馬場とさまざまな競馬場を経験しています。今回の舞台は阪神競馬場ですが、コース替わりには抵抗はなさそうです。
最終追い切りは併せ馬。2馬身追走から楽な手応えで差を詰めると、ゴール前だけ並ぶような形でゴール。道中もうまく折り合いがついており、終いまでしっかり動けていましたね。半姉のソウルスターリングはこの時季、やる気に満ちあふれていました。ですが、この馬は力むところがなく、首をしなやかに使ってリズムをとって走っています。藤沢和調教師も『あの身のこなし! 柔らかくて本当にいいよな』と絶賛していますよ。
ここまで順調すぎるほど順調に来ている様子。この馬が自分の走りを見せることができれば、姉同様にこのレースを制覇するチャンスはあるはずです」(美浦担当記者・A)
鞍上を務める武豊騎手も自身のサイトの日記で「週末は阪神で楽しみなレースがある」と綴り、「阪神ジュベナイルフィリーズのシェーングランツの走りにご注目ください」と自信を覗かせる。
シェーングランツは半姉に続いて阪神JFを制し、クラシックで活躍することはできるのだろうか?
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