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【有馬記念(G1)展望】武豊オジュウチョウサンVS王者レイデオロ!! 2018年競馬の総決算を制すのは「夢」か「現実」か


 この中間は、主戦のルメール騎手が「凄い!ファンタスティックコンディション!!」と声を弾ませるほどの好調ぶり。現在の競馬界はジャパンCを世界レコードで制した女王アーモンドアイの1強と評されているが、1番人気が濃厚な有馬記念でレイデオロがライバルたちの挑戦を跳ね返すようなら「2強」時代を築けるはずだ。

 ただ、今年の有馬記念にはオジュウチョウサン(牡7歳、美浦・和田正一厩舎)という「夢」がある。

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 夢が現実を凌駕することは極めて稀であり、稀であるからこそ「夢」なのだ。しかし、夢が現実になった際の”パワー”はいつも圧倒的だ。史上最強の障害馬オジュウチョウサンが”もしも”レイデオロを打ち負かし平地でも頂点に立つようなら、今年の有馬記念は間違いなく「奇跡の象徴」として競馬史に深く刻まれる一戦となるだろう。

 夢はまだ終わらせない。この夏、9連勝中だった最強障害馬が平地挑戦を表明した際は、競馬界に激震が走った。約4年ぶりの平地挑戦となった福島競馬場には異例の挑戦を、そして「夢」の始まりを一目見ようと、溢れんばかりのファンが集結。G1並みの大歓声の中、オジュウチョウサンの新たな挑戦が始まった。鞍上はキタサンブラックを始め、数々の競馬のロマンを体現してきたレジェンド武豊だ。

 その後、平地でも勝利を重ね、連勝を11まで伸ばしているオジュウチョウサン。その走りには早くも多くの賛否両論が集まっているが、まさにその存在自体が「現実」と「夢」のせめぎ合いではなかろうか。この中間には、併走馬を置き去りにする圧巻の動きを披露。陣営も「奇跡を起こしてくれそうな雰囲気」と悔いのない仕上がりになりそうだ。

 馬名こそ「奇跡」だが、この馬がグランプリを勝つことは、もはや奇跡でも何でもない。菊花賞馬キセキ(牡4歳、栗東・中竹和也厩舎)が惜敗続きに終止符を打つ。

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「夢」を現実にすべくオジュウチョウサンが、まず最後の直線で競り勝たなければならないのが、現役最強の”逃亡者”キセキだろう。菊花賞制覇後は低迷が続いていたが、この秋は復帰戦の毎日王冠(G2)で3着と復調。その後の天皇賞・秋、ジャパンCでは果敢にレースの主導権を握って、勝ち馬を最後まで苦しめている。

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