真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2018.12.19 08:41

武豊が「ルメールの特別な2018年」を語る。「不滅の大記録」年間最多212勝”消滅”目前の天才が語ったレジェンドの矜持
編集部
「こんなに特別な1年はなかった」
今年の競馬界の「主役」は、間違いなくC.ルメール騎手だった。『スポーツ報知』のインタビューに、自己最多勝記録を更新した2018年を振り返ったフランス人騎手にはまだ、前人未到の大記録更新の可能性が残されている。
その筆頭が、武豊騎手が2005年に記録した年間最多212勝だ。偉大なレジェンドが叩き出した当時は「仮に更新されるなら、武豊本人にしかあり得ない」とまで言われた永久不滅の大記録。それが13年後、武豊以外の騎手に破られるかもしれないとは、誰が想像しただろうか。
現在205勝を上げ、記録更新まで「あと8勝」に迫っているルメール騎手。残すは今週末の2日と、ホープフルS(G1)が行われる28日の3日間だ。武豊騎手が記録を出した2005年の0.248を大きく上回る勝率0.275のルメール騎手ならば、十分に射程圏といえるだろう。
またルメール騎手は、すでにJRAが主催するG1・8勝と年間G1最多勝記録を更新。必然的に賞金ランキングでもライバルを圧倒しており、武豊騎手が持つ年間最多獲得賞金の更新も目前に迫っている。
武豊騎手の記録は、やはり2005年の44億1404万2000円。ちなみにG1はディープインパクトのクラシック三冠を始め6勝だった。現在、ルメール騎手は43億9733万7000円まで迫っており「あと1670万5000円」。順当に行けば、ほぼ確実に更新できる状況だ。
PICK UP
Ranking
11:30更新「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
JRA「勝てない騎手」が名門・池江泰寿厩舎所属で大出世!? 裏には競馬界の現状と「救いの手」が……
「正直なところ辟易としています」武豊が巻き込まれた29年前のアイドルホース狂騒曲…レース前に明かしていた「コンビ結成」の裏話
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 府中の大ケヤキ、実は「偽名」だった!? 伐採試みた作業員が死亡、サイレンススズカも散った「魔の第3コーナー」の怪、ダービーが行われる東京競馬場の都市伝説に迫る
- 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- トウカイテイオー最後の産駒と対戦予定だった「ハルウララ」より勝てない馬 不名誉な“日本記録”を更新し続けても走り続ける事情とは?