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JRA有馬記念は「美味しすぎる天才」マーフィー騎手を先物買い!? ノーザンファーム「外国人No.1」評価「モレイラ級」バックアップも?

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『スポニチ』の取材に応じた師は、すでに先週からマーフィー騎手に注目しており「直線が短い馬場の形状に合わせた乗り方をしていた」と、早くも有馬記念が行われる中山にアジャストしている手腕を評価。初参戦でさっそく4勝を上げたのは「周到な準備」があったからだという。

「今の若い人らしくと言っては失礼かもしれませんが、マーフィー騎手はとにかく勉強熱心。数多くの外国人騎手が成功している日本競馬に以前から参戦する希望があったようで、欧州にいる時からJRAの公式ホームページをチェックするほどの熱の入れようだったそうです。

今回の有馬記念参戦に向けても『過去10年分の動画をすべてチェックした』と語っており、ミッキーロケットのレースも何度も見ているとか。まだメディアではそこまで注目されていませんが、日本で成功する可能性は十分にあると思いますね」(競馬記者)

 そう語る記者が、改めてこの欧州の天才を「末恐ろしい」と語ったのは、先週の競馬の内容だった。

 実はいきなり4勝を上げる活躍を見せた傍ら、5度に渡る審議対象になるなど徹底的な制裁を受けていたマーフィー騎手。一部の関係者からは「大丈夫か」と心配する声も聞かれたが、記者はむしろ「有馬記念に向けて、様々なことを試したのでは」と分析している。

 実際にマーフィー騎手も「制裁を多くもらってしまったのは反省したい」と神妙な表情を見せた一方、「どの程度で制裁の対象になるのか。事前に聞いてはいたが、乗ってみないとわからないところもある。その国、その国に独自、暗黙のルールがあるし、それにアジャストしていきたい」と失敗の中にも大きな収穫を得ていたようだ。

「今回は年内までの短期免許ですし、初参戦から勝負の有馬記念までわずか1週。1週で5度の制裁はもちろん頂けませんが、その中で色々と試そうとしたクレバーさはマーフィー騎手が『天才』と評価されている理由の一端を見た気がしますね。これでまだ23歳ですから末恐ろしいですよ。

実はそんな若手騎手の実力に注目しているのが、ノーザンファームの吉田勝己代表。この秋も多くの世界的な外国人騎手が来日しましたが、マーフィー騎手に最も高い期待を寄せているそうです。今後も社台系から強烈なバックアップがあることは間違いないですし、すぐにムーア騎手やボウマン騎手らと並ぶ”最強外国人騎手”の1人になってもおかしくないですね」(同)

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