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JRA武豊2019年「逃げ」驚異の勝率86%! キタサンブラック大成させた「体内時計」はさらなる進化へ

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 そんな天才の逃げは、今年も健在だ。ここまで8勝を上げ、リーディング5位と好発進を見せている武豊騎手だが、なんと最初から最後まで先頭にいる逃げ切り勝利が6勝。それもハナを切った際の成績は【6.0.0.1】の勝率86%と驚異的な数字を誇っている。

「先週に行われた東海S(G2)のインティの逃げ切りも見事でしたね。レース後に武豊騎手が『結構なペースで行ったのに、最後まで止まらなかった』と相棒を絶賛していましたが、後続に脚を使わせる逃げが圧勝劇を呼んだことは間違いないでしょう。今年は特にダートでの逃げ切りが光っていますし、今週の根岸S(G3)でハナを切りそうなマテラスカイも楽しみですよ」(競馬記者)

 逃げ馬といえば、肝心なのがペース配分。巧みにレースをコントロールすれば、思わぬ圧勝劇や、力の足りない馬による逆転勝利が起こるのが「逃げ」の魅力だ。それには騎手が常に正確なペースを把握する体内時計が必要不可欠だといわれている。

 かつてフランスの凱旋門賞(G1)を3連覇し、日本でも有馬記念(G1)3連覇など輝かしい実績を残したO.ペリエ騎手は「ユタカは頭の中に時計を持っている」と武豊騎手を絶賛。世界で5本の指に入る名手と評している。キタサンブラックを歴史的名馬に導いた日本のレジェンドが世界に誇る体内時計は50歳を迎える今年、ますます磨きが掛かっているのかもしれない。

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