武豊が「ドン引き」後輩騎手の号泣劇!? 藤岡佑介が「人生で一番泣いた」のは、昨年悲願のG1初制覇ではなく……
競馬つらつらよりそう武豊騎手が切り出したのは、今から11年前の皐月賞(G1)の夜ことだった。キャプテントゥーレが勝った2008年の皐月賞で記念すべきG1初制覇を飾ったのは、藤岡騎手と同期の川田将雅騎手である。
その夜、たまたま東京で会った武豊騎手と藤岡騎手。そのまま一緒に飲んでいたのだが、2人しかいないような店の中で藤岡騎手が涙ながらに悔しさを漏らしたという。藤岡騎手が「人生で一番泣いた」と振り返れば、武豊騎手が思わず「大丈夫か!?」とドン引きするほどの状況……。
どうやら川田騎手に先を越された悔しさというよりも、そのレースで自分が不甲斐ない騎乗に終わってしまったことが、あまりにも悔しかったようだ。
「そのレースで藤岡騎手が騎乗していたのは、トライアルの若葉S(OP)を逃げ勝ったノットアローンという馬でした。しかし、本番の皐月賞では先手を奪うことができずに中途半端な競馬……思い切った逃げを見せた川田騎手のキャプテントゥーレが勝ったわけですから、それは悔しかったでしょうね。
毎週多くのレースに騎乗する騎手は、例え不本意な結果に終わっても、すぐに気持ちを切り替えることがマジョリティと言われています(実際に番組内では、C.ルメール騎手が大本命を飛ばしても音楽を掛けて踊っているというエピソードが紹介された)が、藤岡騎手は割と真面目に振り返るタイプ。それが藤岡騎手の良いところでもあるんですが」(競馬記者)
実際にクリンチャーで大敗した一昨年のダービー直後、藤岡騎手は自らが連載する『netkeiba.com』内のコラムで自虐的な反省文を公開し、ファンの間でも大きな話題を呼んだ。だが、そのレースをきっかけに本人が大きく飛躍したことは誰もが知るところ。悲しみを乗り越えて一回り強くなったメンタルが、昨年のG1初制覇や復活の要因になったという意見も多い。
「0と1との違いが一番大きいと思います。すごく気が楽になりました。『また勝ちたいな』という欲がすごく出ましたね」
ケイアイノーテックでのG1初制覇をそう振り返った藤岡騎手。今年もすでに6勝を上げるなど順調な滑り出しを見せているだけに、大舞台で再び輝くことを期待したい。
PICK UP
Ranking
5:30更新
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?- 「面白いこと教えてやるよ」横山典弘、打倒ソールオリエンスに手応えアリアリ!? 馬券に絡んだのはすべて内枠。「父兄参観」と揶揄された2年前とは一変
- 四位洋文騎手が「トラウマ」嘆く……武豊騎手も不快感を露にした昨年「マイルCS」ディサイファの悲劇
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- JRA調教師の目標は「餌やり」からの卒業!? 競馬界の「影の王」ノーザンファーム外厩大成功に存在意義ズタズタ……
- 武豊「スキャンダル」「ケガ」など揺れに揺れた2017年。弟・幸四郎騎手「引退」から小浦愛「不倫疑惑」、そしてキタサンブラック「大団円」までをプレイバック!
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- JRA横山典弘「ポツン」について激白!「俺のポツンがあまり好まれていないことはわかってる」知られざる「2つ」のポツンと、それでも続ける理由とは















