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JRA金鯱賞(G2)リスグラシュー「香港リベンジ」ステップで負けられない! 「勝ち切れず」でも信頼の軸?

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 10日、中京競馬場で豪華メンバーとなった金鯱賞(G2、芝2000メートル)が行われる。2頭のG1牝馬が出走するが、リスグラシュー(牝5歳、栗東・矢作芳人厩舎)について検討してみよう。

 リスグラシューは別格のアーモンドアイを除けば現役最強牝馬と言っていいだろう。全成績は【4・7・3・3】。たった3度の着外はすべてG1レースだ。金鯱賞はG2。ここでは軸馬に据えてもいい実績ではある。無論「なかなか勝ち切れない」という但し書きがつくが……。

 たとえば昨年のヴィクトリアM(G1、芝1600メートル)。8枠だったこともあり13番手からの競馬になってしまい、上がり3F最速32秒9の末脚を繰り出してもハナ差届かずの2着。秋の府中牝馬S(G2、芝1800メートル)も同じくだ。それまで主戦だった武豊騎手ではなくM.デムーロ騎手が手綱を取った。ゴール前で先頭のジュールポレールをきっちりとつかまえたが、その瞬間、鞍上C.ルメール騎手のディアドラに差されてしまった。

 ただ、府中牝馬Sに続くエリザベス女王杯(G1、芝2200メートル)ではJ.モレイラ騎手が手綱を取り、ついにG1初制覇。「G1銀メダリスト」という呪縛から解放された。3歳時にはオークス(G1、芝2400メートル)とエリザベス女王杯で着外だったため、本質はマイラーという指摘もされたが、距離に融通が利くことも証明した。

 これをリスグラシューの本格化と捉えた陣営は、次走に香港ヴァーズ(G1、芝2400メートル)を選択。再び鞍上にJ.モレイラ騎手を迎えG1連覇を目論んだ。直線では日本オッズ6番人気のエグザルタント相手にクビ差の2着と善戦し、2018シーズンを終えた。

 香港でのレース後、矢作芳人調教師は「勝ったと思いました。ジョッキーはうまく乗ってくれたので、我々の力不足です」と語り、「今回でメドが立った。また海外に連れて行きたい」と決意表明。金鯱賞の有力馬の多くは大阪杯(G1、芝2000メートル)を目指すが、リスグラシューの目標は4月28日、香港シャティン競馬場で行われるクイーンエリザベス2世C(G1、芝2000メートル)である。

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