真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2019.03.18 14:20

高松宮記念(G1)ダノンスマッシュ「父ロードカナロア超え」へ自己ベスト更新! 北村友一騎手、待望の「G1初制覇」へ春の豪華ラインナップ
編集部

ここで決めたい――。
24日に中京競馬場で開催される高松宮記念(G1)。昨年の最優秀短距離馬ファインニードルが引退し「新スプリント王」を決める一戦となるが、混戦の中『netkeiba.com』の事前予想が1番人気に挙げたのが重賞連勝中のダノンスマッシュ(牡4歳、栗東・安田隆行厩舎)だ。
「龍王」の異名を誇るアジア最速スプリンターとして恐れられた、偉大な父ロードカナロアの歩みを超えられるか。ここまで京阪杯(G3)、シルクロードS(G3)を連勝中のダノンスマッシュだが、父もまた同じ重賞レースを連勝し、4歳春の高松宮記念に駒を進めている。
しかし、ロードカナロアは単勝2.4倍の1番人気に支持されたものの3着。5連勝と破竹の勢いで挑んだが、G1の壁に跳ね返された。
「ダノンスマッシュと同じく、父ロードカナロアを管理していたのも安田隆行厩舎ですから、このローテは意図的なもの。父は敗れてしまいましたが、安田調教師は『このローテーションは、ゆとりがあっていい』と自信を深めている様子。”龍王2世”として、陣営としては力の入るところでしょうね」(競馬記者)
ダノンスマッシュは14日に栗東の坂路で1週前追い切りを行ない4ハロン49.7秒、ラスト12.5秒と破格の時計をマーク。最後はさすがに失速したが、併せ馬をぶっちぎって自己ベストを更新するなど充実の時を迎えている。偉大な父に続くスプリント界制圧へ、態勢は整ったと述べていいだろう。
そうなるとG1初制覇を目指す、主戦の北村友一騎手が大きなポイントになりそうだ。
PICK UP
Ranking
5:30更新「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
「オグリキャップ負けた」が話題となった宝塚記念…悲運の鞍上は武豊と同世代、勝ち馬の騎手は後に競馬界から追放のショック【競馬クロニクル 第60回】
「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 名コンビ・吉田隼人×ソダシは「なぜ」解散に至ったのか。D.レーン→川田将雅「勝利至上主義」に走った陣営の裏事情
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- JRA石橋脩ブチギレ騒動……馬質向上の裏で苦悩も?
- 巷に出回る川田将雅「長距離苦手説」をデータで検証、阪神大賞典(G2)で気になる「13年未勝利」の課題…リーディングジョッキーの意外な過去
- 武豊が「告白」宝塚記念(G1)キタサンブラック大敗劇で「最大の敗因」とされるサトノクラウンの”荒技”の影響……凱旋門賞消滅への思いと「雪辱の秋」へ<2>
- 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?