麻雀Mリーグ「初代王者」は『渋谷ABEMAS』が頂く!? 多井隆晴×白鳥翔×松本吉弘スペシャル対談
――いよいよ10月1日にMリーグの開幕を迎える。
多井:藤田さんが「この21人は相当、理想に近い」と言ってました。じゃあ「藤田さんはMリーグで何を理想としているんだろう」と……僕は今、ずっとそれを考えていますね。僕が麻雀界代表として萩原さんに挑むのも、経験のある前原さんが最年長者になったこと、将来性のある白鳥や松本が選ばれたこと、女流の数だったり、全体の年齢層だったり……。
白鳥:麻雀は基本的に個人競技ですけど、Mリーグはチーム戦じゃないですか。以前は「麻雀でチーム戦って成立するのかな」という疑問があったんですけど団体日本一決定戦や麻雀駅伝を通じて、自分の中でもびっくりするくらい「チーム愛」が生まれました。
――団体日本一決定戦で優勝された際は泣いていた。
白鳥:そうなんですよ(笑)。それが今は「渋谷ABEMAS」になって、他団体の多井さんや松本を連盟の先輩と同じくらい応援するようになりました。僕は「自分はそういう感情に、あまり感化されない人」だと思っていたのに……。
多井:自分ではそう思ってんだ? でも藤田さんは「チーム愛の強い3人を選んだ」って言ってたよ(笑)。
白鳥:え、ウソ!? つい最近、多井さんを真剣に応援している自分にびっくりしてたんだけど……。
松本:確かに、この3人のチーム愛は半端ないっすね(笑)。
多井:でも、みんながそう思わないとMリーグは成功しませんよ。僕は自分のファン全員が白鳥や松本のファンにもなってほしいと思っていますね。それが渋谷ABEMASのファンになって、Mリーグのファンになるわけですから。
松本:多井さんや翔ちゃんが活躍すると同じチームメイトとして鼻が高いし、自分の事みたいに嬉しいです。「負けてられないぞ!」って自分のモチベーションにもなりますし。
――目標は言うまでもなく……。
松本:優勝です! それもただの優勝じゃなくて「MリーグといえばABEMAS」と言われるくらい麻雀も、トークも、人気も圧倒したいですね。渋谷ABEMASがMリーグを代表するチームになれば、僕たちが活躍することでリーグ全体が盛り上がる。記念すべき「初年度王者」の座を絶対に掴み取りたいです。
白鳥:目標は松本の言う通り、優勝しかない! その上で僕は2年後、3年後も「ずっと、多井さんと松本と一緒にやっていきたいな」っていう気持ちが強いです。もし今年優勝できなくても、次の年に同じ人たちにずっと応援されて、またそこに違う人たちが応援してくれるようになって……どんどんファンが増えていくチームになればいいなと思います。
多井:優勝は当然です。僕は多井隆晴だけじゃなく、渋谷ABEMASだけでもなく「Mリーグ全体を盛り上げてく立場」にいると思っています。そのためにも、まずはウチが「MリーグNo.1」のチームになる。我々選手とスポンサー、そしてファンの皆さん全員で勝利を分かち合いたいし、負けた時は一緒に悲しみたい。そんなチームを創るために、3人でこれから精一杯やっていきたいと思います。応援、よろしくお願いします!!
(文=浅井宗次郎)